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在籍期間中に小売流通系の２つのプロジェクトに関わり、企画、要件定義、設計、開発、保守運用の全工程を経験。特に保守・運用では「実際に使われる・使い続ける」という視点で、資産としてシステムをどのように構築すべきかという視点が身に付きました。

業務部門とシステム部門の架け橋的な役割を担いながら、IT部門の「何でも屋」として走り回った3年間。ITが関わる業務の改善プロジェクトを遂行をはじめ、インフラ（クラウド）、セキュリティ、社内IT環境整備など、比較的幅広い分野で仕事をしてきました。仕事でコードを書かなくなったおかげで技術への学習欲が異様に高まり、週末はRailsやSwiftで個人開発をしていました。

PCIDSSとはクレジットカード事業を運営する企業が準拠しなければならない、他基準と比較しても要件が厳しいセキュリティ基準です。アプリ構成とシステムアーキテクチャに加え、社内施設・制度等も見直し、その後の運用設計を行い、約1年半かけて準拠させました。体系的にセキュリティの知識が身についたこともあり、2013年に情報セキュリティスペシャリストの資格を取得しました。

システム統括の立場で参画し、決済をゼロからつくるシステム開発（Web/Mobileアプリ、基幹システム全般）を行いました。当時は過渡期でしたが、インフラはアプリケーションレイヤーを含め積極的にクラウドネイティブで構築。品質強化のためCI/CDの取り組みにも力を入れつつ、スピード重視でフルスタックフレームワークで開発。事業横断活用を見据え、譲れない部分はサービス化しました。

iOSリマインダーベースのTODO管理アプリを個人で開発しました。Swiftを使って開発しています。ライフハッカーで紹介されました。

新規決済事業のシステムは次の世代へバトンを渡し、現在は会社全体のIT組織設計やアーキテクチャづくりに注力しています。IT部門に閉じずIT素養を高めていくことで生産性が上がる組織づくりや、事業フェーズ上、泣く泣く特化して組み上げたシステムを解体して、事業及び機能横断的に活用できるアーキテクチャへの作り変えを行っています。