自社倉庫と店舗間で在庫のやり取りを行う在庫管理アプリ

OVERVIEW

社内で発生していた在庫情報のタイムラグを無くし、店舗間での奪い合いや引当禁止商品の明示を可能にしました

YEAR 2021

※守秘義務のためソースコード・画像は公開していません

使用したもの

Python(CGI), HTML, nginx

データベース・他アプリとの通信部分はチームメンバーが作成しました。

作成経緯

PC専門店で勤務していた際、店舗内の倉庫だけでなく遠隔地に自社倉庫がありました。自社倉庫は親会社の倉庫を間借りしており、倉庫内の商品の入出庫は親会社の用意したアプリケーションを使う必要がありました。

しかしこのアプリケーションは在庫情報の更新が1日1回しかなく、例えば倉庫に10個ある商品を店舗Aが10個引当しその後店舗Bが10個引当してもその場ではエラーが発生せず、翌日の朝になって初めて引当が成功したかどうか判明するという状態でした。

また、倉庫には在庫として存在していても引当が不可能な在庫(販売禁止商品・箱が破損している・イベントで使用した開封品等)が存在しており、店舗スタッフはこれらの情報が明示されていないため引当を行ってもなぜか失敗してしまうという事例が多発しました。

これらの問題を解決するため、独自の在庫管理アプリケーションを作成し、作成した在庫管理アプリケーションから全店舗の引当を一括して親会社のアプリケーションに流し込む形に変更しました。

アピールポイント

在庫管理アプリ上ではリアルタイムで在庫数が増減するほか、商品ごとにフラグをつけて引当が禁止されていることを明示し不要な倉庫担当者への問い合わせを減らすことに成功しました。

また法人部が案件のために商品を倉庫に保管する際のやり取りをアプリ上から行えるようにし、もともと行っていたメールでのやり取りで発生していた見逃しや、申請と入庫時期のズレによる倉庫管理者の管理負担を軽減しました。

改善点

チーム開発の都合にてCGIにてPythonを動かし、HTMLを出力させるという形になりましたが明らかにレガシーなアプローチでした。

Flaskなどのフレームワークを使用した方がよりメンテナンスもしやすいアプリになっていたと思います。