Voynich garden

F4号(333×242mm)

個人蔵

ヴォイニッチ手稿から想像した世界を描きました。中央の木は人間と同じように意識や知性を持っているイメージです。木の周囲の人物は人間ではなく植物とヒトの中間的な存在であり、植物のように長い寿命を持っています。

油彩の古典技法で描かれた人物画には下地にテールベルトという緑土の絵具を用いて皮膚下に静脈が透けるような肌色を表現している作品があります。この作品の人物も皮膚下に植物の葉緑体を持っているイメージで緑色の下地が透けるように描きました。