【自主制作】コスメブランドのSNSバナー

OVERVIEW

女性向けキャリアスクールSHElikesの『デザイン演習コース』の課題で制作しました。

YEAR 2023

①要件

■掲載場所・企画内容

・Instagramに出稿するバナー

・季節の変わり目に自社ブランド商品をアピール


■ターゲット

・敏感肌などドクターズコスメに興味のある20-30代女性


■必要要素

・コピー:夏の疲れにオーガニックなドクターズコスメ / オーガニックコスメSHE

・画像:以下の画像を一枚または複数枚選んで使用。色補正・トリミング・大きさの変更は自由。


■納品形式

・サイズ:1080 × 1080px


■制作のポイント

・女性が好みそうな色やフォントを検討する。

・商品写真はすで完成された世界観なので、どのように文字を入れるか、イメージ写真とどのように使い分けるか。

・SNSバナーはテキストが他にあるので、ビジュアルを重視する。


②リサーチ・方向性の検討

Instagramで「オーガニック」「ドクターズコスメ」「コスメ」「基礎化粧品」などのキーワードで検索し、その結果見られた傾向から仮説を立て、今回制作するバナーの方向性を決めました。


傾向①:人物は使わず、商品のみをメインにする。

→仮説:Instagramでは画像サイズが小さくなっても広告物が何か分かるように、商品のみを大きく使う方が良いから。

人物を使うのであれば「その人が写っているだけでクリックしたくなる」「その人が使っているというだけで効果があるような気がする」とようなタレントを起用した方が良く、単に「オーガニックなイメージ」を伝えるためだけの人物画像はSNS広告の写真としては効果的ではないのかも知れない。


傾向②:商品の効能効果や特長を想起するようなシチュエーションで撮影された、もしくはそう見えるように加工された写真画像を使う。

→仮説:Instagramは写真がメインのSNSなので、商品画像のみを切り抜いて使うよりも、商品を含めて撮影された世界観のある美しい写真画像の方が目を引き、好まれるから。


以上の仮説を踏まえ、今回のバナー制作も傾向①、②に倣らい、提供素材の内、商品を撮影した画像のみを使用することにしました。

また、「オーガニック」「ドクターズコスメ」「夏(季節の変わり目)に出す広告」という条件を踏まえて、「自然」「夏(季節感)」をアピールできるビジュアルにするという方向性にすることにしました。


③制作物

■情報設計

・「SNSバナーはテキストが他にあるので、ビジュアルを重視する」という制作ポイントを踏まえ、要素の優先順位を①写真 ②夏の疲れに〜 ③オーガニックコスメ SHE に設定し、写真を最も大きく配置しました。

・コピーはターゲットに商品の特長を直接的にアピールする大切な要素なので、画像以外の要素の中で最も目立つように右上に大きく配置し、「オーガニックコスメ SHE」 は右下に小さく配置しました。


■あしらい

●配色

ベースカラー:メインカラー:アクセントカラーをベージュ:白:青としました。

ベージュ=画像の背景色。アースカラーなので、オーガニックで優しい雰囲気になる。

白=商品のパッケージやラベルに使われている色なので画像に自然に馴染む。また、基礎化粧品に必要な清潔感と夏らしい清涼感がある。

青=こちらも夏らしさ、清涼感がある。


●フォント

・夏の疲れに〜:源ノ明朝

20-30代の女性向けなので、大人っぽさのある源ノ明朝をコピーのフォントに使いました。また、画像が小さく表示されている時でも可読性・視認線を確保するために、フォントスタイルをHeavyに設定しました。


・オーガニックコスメ SHE:Verdana

大人の女性が好みそうな優美な雰囲気を出しつつ可読性も確保できるよう、細身のサンセリフ体を使いました。


●画像

・メインの商品が大きく配置できるようにしつつ、枝も入る切り取り方にすることで、商品の特長である「オーガニック」が一目見てすぐに伝わるようにしました。

・元画像の商品の配置的に右側に文字情報を入れたかったのですが、そうすると画像の横幅が足りないので、Photoshopで加工して足りない分を補いました。


●その他のあしらい

・「夏の疲れに〜」にドロップシャドウを入れて、視認性を上げました。

・「夏の疲れに〜」の右上に太陽の光のような放射状の線を入れて夏らしさを出しつつ、よりコピーに目線を集められるようにしました。

・「自然」がキーワードの商品と雰囲気がマッチすると思い、ブランド名を、アナログでレトロなイメージを持つスタンプ風にしました。

・スタンプに夏空の画像を透過させて夏らしい清涼感を出しつつビジュアルメインの画像に馴染む質感を出し、画像全体のアクセントにもなるようにしました。