◯きっかけ
月に2回日本舞踊を習いに行っている中で、曲や踊りの中にあるストーリーの奥深さ・おもしろさを知りました。ご指導いただいている先生から「日舞の面白さを若い人に知ってもらうためにはどうしたらいいだろう?」と相談されたことをきっかけにこの展示会を企画しました。
◯担当
展示の主催者を行いました。
造形物の企画/監修、素材調達を行いました。具体的には当日展示した映像作品以外の部分はほとんど関わっています。
当日は全体の指示出し・アナウンス・演者を行いました。
◯展示ラフイメージ
一番意識したことは、ちらっと見た時に興味を惹かれる雰囲気作りです。
そのため比較的親しみやすく・ストーリーのわかりやすい”狐の嫁入り”を題材として取り扱いました。
空間演出の為に照明や、展示する作品の造形には「神社・狐・夜・雨」というキーワードの持つ雰囲気に沿うか細心の注意を凝らしました。
◯展示品
★日舞×プロジェクションマッピング(担当:シナリオ作成)
「狐の嫁入り」のストーリーをわかりやすくするための視覚補助としてプロジェクションマッピングを使用しました。
・和傘×プロジェクションマッピング(担当:投影する造形の作成)
日本昔ばなしの狐の嫁入りのストーリーを起承転結にわけたアニメーションを作成依頼。その動画を笹で支えた4本の和傘それぞれに投影し、狐の嫁入りのストーリーを知ってから日舞を見ていただけるように工夫しました。
・手水舎×エアーフローティングメディア(担当:中身の構造作成)
特殊な鏡に映像を反射させて、あたかも映像が浮かび上がっているように感じる手法を用いて、神社に置いてある手水舎をイメージした展示品。金魚や紫陽花が浮かび上がるようになっており、覗くと実際に水を貼った桶が見えるようになっています。
・切り絵(担当:当日の組み立て一式)
四季折々の狐の切り絵を作成し、背景で四季をイメージした動画を再生。 窓から狐たちを覗き見ているようなイメージで作成しました。
・中央オブジェクト(完全依頼)
会場の導線を作るために中央に造形物を設置しました。
・受付台(担当:おみくじ作成)
アンケート・チラシ・おみくじ・桜の枝をおいた台をつくり、ご来場いただいた方にはおみくじをひいていただきました。
◯当日の様子
当日は3月の春休み期間中ということもあり、1日の展示でしたが親子連れから中高生まで幅広い年齢層 365名の方にご来場いただきました。
展示と合わせて、日舞を計4回公演しました。