まず初めに
社内活動の一環として行ってきた研修活動の概要と、このポートフォリオの見出しは下記です。
- 研修チーム発足
- 研修の実施
- ITパスポートの問題を解く会
- 得意分野で研修を開催
- 新入社員向けビジネスアナリスト導入講座
- 案件でよく出てくるワードを調べて発表
- 興味のあること発表会
- 各自の案件紹介
- 研修活動の定期的なヒアリング&改善
- アンケート形式
- 直接ヒアリングする形式
- まとめ
研修チーム発足
スタートアップだったので、私が入社した頃は研修と言われるものがほぼ無い状態でした。年々会社も落ち着いてきて、採用活動も活発になってくると、候補者の方々から「研修やOJTなどありますか?」といった質問や、新入社員の方々から「研修を行ってほしい」との声が徐々にシニアメンバーに届くようになりました。
それらの課題を担当するチームが当時存在していなかったので、「👩🏻じゃあまず研修チームを作ろう!」と提案し、発足しました。
研修の実施
実際に企画&実施した研修内容を紹介します。
📚ITパスポートの問題を解く会
【目的】
未経験社員に向けたITの基本的な知識の習得、自分なりの解を持つことの練習
【対象】
希望制
【方法】
週1回集まり、ITパスポートの問題を「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3つの分野から各2問づつ解く。全員で答え合わせをする際に、なぜその回答を選んだのか?も議論する。
【ポイント】
資格を取ることがゴールというわけでは無かったので、仕事で必要な「自分の考え/意見を持つこと」の練習になるようなものを意識しました。
📚得意分野で研修を開催
【目的】
前職などで培った知識を共有
【対象】
希望制
【方法】
元々エンジニアだった方やデザイナーだった方にお願いをして、講座を開催。AWSの基礎知識、XDを使ったハンズオン形式のものを実施。
【ポイント】
事前にチーム内にアンケートを取り、複数人が興味のある分野を把握して開催出来たことがポイントでした。
📚新入社員向けビジネスアナリスト(BA)導入講座
※ビジネスアナリスト(BA)として実際に行っていた業務はこちらに詳しく記載
※以下、ビジネスアナリストはBAと称します。
【目的】
BAとして業務を行う上で必要となる知識や考え方の部分を理解してもらうこと
【対象】
新入社員全員
【方法】
自身が準備したスライドをベースに、複数回に分けて行う講座。参加者にも一緒に考えて進めてもらう
↓下記、実際に作成して使用したスライドです(見直すと誤字脱字が...)
【ポイント】
それまでは業務に直結するような研修が無かったので、事前にBAチーム内にアンケートを取り、その後シニアBAで業務に必要なスキルの洗い出しを行った上で、1から研修内容を全て作成しました。また、研修のみではなく新入社員の相談の場にも出来るよう心掛けていました。
📚案件でよく出てくるワードを調べて発表
【目的】
BAチームに未経験×ベトナム人のメンバーが多かったので、案件でよく出てくる技術的な言葉や日本語の知識を増やすこと
【対象】
希望制(※毎週のBAチーム定例会で開催)
【方法】
【ポイント】
BAチームに未経験×ベトナム人のメンバーがほとんどだったので、ランダムに選んだワードではなく頻出するワードに注力することを意識しました。BAは誰かに何かを説明することが多い役割のため、その練習になるようなものを意識しました。
📚興味のあること発表会
【目的】
ベトナム人メンバーが日本語を使いながらも緊張せずに参加できることにより参加率をキープすること
【対象】
希望制(※毎週のBAチーム定例会で開催)
【方法】
↓実際に私が発表した内容「習い事について」 のスライドの一部です。
【ポイント】
BAチーム内にアンケートを取った結果、ベトナム人メンバーより、「チーム定例会の雰囲気が寂しい感じ」とあったので、今までのTHE勉強会の真面目なBAチーム定例会のみではなく、たまにはこのような雑談っぽい要素も取り入れてみんなの発言率アップ+BAチーム定例会への参加率をキープすることも意識しました。
📚各自の案件紹介
【目的】
社内にどのような案件があるのか知ること、日本語で簡潔にまとめる練習をすること
【対象】
希望制(※毎週のBAチーム定例会で開催)
【方法】
【ポイント】
BAチームに未経験×ベトナム人メンバーが多数だったので、日本語を使うこと、かつ何かを誰かに簡単に説明するスキルを身に付ける練習にすることを意識しました。
研修活動の定期的なヒアリング&改善
研修活動を行う上で、定期的なヒアリング(アンケート形式OR実際にヒアリング)も実施しました。
実際に過去行ったヒアリングの詳細を共有します。
👂🏻アンケート形式
【方法】
作成したアンケートに匿名で回答してもらう
【目的】
今後のBAチーム定例会の改善
【内容】
【ポイント】
アンケートに書かれてある言葉をそのまま受け取るのではなく、本当に伝えたいことは何だろう?ということを探ることを意識しました。例えば、「BAチーム定例会で皆んなで楽しめるゲームを取り入れたい」という意見は、「ゲームという方法の部分は何でも良いけど定例会の雰囲気をもう少し楽しい/明るい感じにしたい」、ということだと捉える感じで、回答を深ぼって考えることも大事にしていました。
👂🏻直接ヒアリングする形式
【方法】
BAチーム定例会の各グループごとに、グループリーダーからメンバーへヒアリング(事前にリーダー同士で質問は準備)
【目的】
BAチーム定例会の改善、メンバーからのお悩み相談
【内容】
内容としては下記を質問として準備
・ワード共有会/興味あること発表会/案件紹介を数ヶ月行ってみた感想
・BAチーム定例会の改善点
・BAチーム定例会に関して何か案があれば
・BAチーム定例会以外で、困っていることなど相談事あれば
あとは実際に各グループで集まり、グループリーダーが上記の項目をヒアリング。
【ポイント】
前回は匿名のアンケート形式で「これどういう意味だろう?」と思った回答もあったため、今回は実際にヒアリングする形でやってみようとなり実施しました。お悩み相談を入れることによって、相談内容から今後のBAチーム定例会のヒントを得ることもポイントでした。
まとめ
このように定期的にヒアリングをし、改善(研修の実施)をしていく活動を新卒〜今まで約6年間行ってきました。
総じて意識していた点としては、
- (前述ですが)アンケートなどは記載されている言葉をそのまま受け取るのではなく、本当に伝えたいことは何だろう?ということを探ること
- 同じことの繰り返しは空きてしまうので定期的にメンテナンスをすること
- 自分一人で考える必要は無く、同じチームのメンバーを巻き込むこと
です。これらは実際に行いながら自分が学んでいったことでもあります。
まず足りないと感じるものはまず手を上げてあってみることが大事だなと感じています。