【グラフィックデザイン】温泉旅館増築ボードゲーム『ぬくみ温泉繁盛記』

OVERVIEW

レトロ・和風なアートワークの本格ボードゲームを作成しました。 イラスト・デザインを担当。

YEAR 2019

基本セット初版・2019年春発売

工藤さん(ボードゲームのシステムデザイン)と共同制作。
明治時代、架空の温泉街をテーマにした
ワーカープレイスメントというジャンルのボードゲームです。

https://bodoge.hoobby.net/games/nukumi-onsen-hanjoki

「ボードゲーム初心者には少々ハードルの高い
『ワーカープレイスメント』のジャンルにおいて、
ゲームシステム・アートワークから、初心者にも遊んでもらいやすいゲーム」

という評価をいただいております。
ご好評につき、2020年秋・第1拡張&基本セット第2版をリリースいたします。


キャラクターイラストは20点描き起こし。

(基本+拡張セット合わせて)

温泉旅館の運営を手伝いに来てくれる「助人」として、
和洋折衷のキャラクターを20種類描き起こしました。

キャラクターにはあえて陰影をつけずに、
各色版がずれてしまったような表現でレトロな凸版印刷の雰囲気を目指しました。
キャラクターの背景には、それぞれ異なる伝統的な和柄を配しています。

(緑色の背景は、第一拡張のキャラクター。それ以外は基本セットのキャラクター。)

すべてオリジナル。約170種類のカードを作成

明治の雰囲気を演出できるよう
レトロ・クラシックのテイストを大切に、カードデザインをいたしました。

収録カードはオリジナルカード(すべてのカードが異なる内容)なので
合計で170種類のカードデータを作成いたしました。
さらに、使用する基本アクションカードの組み合わせを変えることで
新しいゲーム性を楽しめるようにいたしました。

つなげると温泉旅館になる施設タイル

このゲームでは、温泉旅館の施設タイルをつなげて、自分だけの旅館を作れます。
形や施設により、収入・人気点(勝利に必要な点数)が得られます。
実際にタイルを配置すると、廊下でつながり、一つの施設に見えるようにいたしました。

真上から見た構図なので、のっぺりとした雰囲気にならないよう
昔の版画に見られる「斜線の実線で影を表現する」方法を用いています。

見やすさ・楽しさを重視した資源・貨幣チップ

こちらは施設の建設など、様々行動に必要な資源と貨幣のチップです。
ゲーム中、一番手にすることが多いチップだからこそ、
資材チップにはアイコンで必要な情報を記載。
貨幣は全て異なるデザインにして見やすさ・楽しさを重視いたしました。
(多くのボードゲームでは、貨幣の金額が変わっても、デザインは同じです)

ゲームの世界観が垣間見えるように
箱の表紙のイラストも描き起こししました。

表紙のイラストでは旅館の従業員を描きました。
(基本セット→赤の旅館従業員 拡張セット→青の旅館従業員)
旅館の従業員は、ゲーム内では人型のコマ(ミープル)で表現されているため、
彼らのビジュアルが登場するのは箱の表紙のみ。

しかし、だからこそ、ゲームを遊ぶ人に
「こんな街で、こんな人たちが働いているんだな」と
想像しながら楽しんでいただけるように、イラストを作成しました。
裏表紙も、ゲームの特徴と魅力をわかりやすく伝えられるよう、配慮して作成しました。

箱のデザインは、日本の高価な贈答品などの桐箱をイメージ。
側面には焼き印風にタイトルを記載しています。


有名ボドゲーマもYoutubeで紹介。
有志が英語翻訳を作成してくれて海外でも遊ばれる。
など、ご好評いただいております!

人気ボードゲームYoutuber「マーマンさん」の
2020年推しボドゲとしてご紹介いただきました。

また、世界最大のボードゲーム情報サイト
「Board Game Geek」の日本の新作ボードゲーム紹介
トップバッターにてご紹介いただいております。


また、有志の購入者が、英訳のルールブックを作成して、海外でも遊んでいただいていたり、個人のブログでもたくさん紹介していただきました。

ぬくみ温泉繁盛記のご紹介記事まとめ(ゲームシステムデザイン・工藤さんのブログ)


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