美人判定器

OVERVIEW

画像処理とAI(機械学習)を用いたアプリケーションを作る授業での作品

YEAR 2019

判定器の概要

・顔の黄金比
黄金比とは・・・最も美しいとされる比
顔の黄金比は多数存在・・・今回は以下の二つを採用
 ①顎~鼻下、鼻下~眉頭、眉頭~前髪の生え際の三つに比が1:1:1となること。
 ②左目の幅、右目の幅、両目の間隔の3つの比が1:1:1となること。

・判定の流れ
1. 一般に美形と言われる顔とそうで無い顔から黄金比を測定し学習データとする
2. カメラから顔の画像を取り込み黄金比を測定する。
3. k-NNで判定

・判定の詳細

1.1 顔と目と鼻と口を検知して枠で囲む(Haar Cascadeによる顔検出)
1.2 枠の端の座標を利用して距離を計測

1.3 各値を全体の長さで割り相対的な比率を算出。1:1:1から散らばり具合(分散)で黄金比を判定する。
2 カメラから顔画像を取り込み、同様に黄金比を測定する。

3. k-NNで判定する。

青・・・美形の顔の特徴データ
赤・・・そうで無い顔の特徴データ
gr1・・・黄金比①(顎~鼻下、鼻下~眉頭、眉頭~前髪の生え際の三つに比が1:1:1)
gr2・・・黄金比②(左目の幅、右目の幅、両目の間隔の3つの比が1:1:1)


考察

•顔の表情や撮影場所の環境などによって、比率が変化してしまうため、顔がはっきりと判別できる画像であることが必要である。

•カメラから顔画像を取り込む際に顔がきちんと判別されなかった場合、正しく測定できないことがある。

•顔の比率を測るのにパーツの切り抜きの精度が甘く、きちんと位置が取れていなかったため、k-NNの判別機にするにはまとまりのないデータになってしまった。

•改善策としては、あごの影、生え際の色の変わり目、目の縁の影等でパーツの位置を取り出すと精度が増すかもしれない。


コードは以下のリンクに公開。