自分の意志で決断できない人へ【対処法】

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個人ブログにて掲載

YEAR 2021

 人は1日に約35000回の決断をするそうですが、何かを決めるというのはとても体力のいることですよね。

小さなことから大きなことまで、人生は選択の連続で今の自分に繋がっています。

今回は決断することが怖い、何を選びたいのか自分でもわからないと言うひとに向けた記事になっています。

 

なぜ自分で選択ができないのか

そもそもあなたはなぜ自分で決断することができないのでしょうか?

根本的理由を探してみましょう。原因を自覚をすることができれば、改善することも可能です。

 

・正解があると思っている

このなかのどれかが正解だ!と思ってそれを当てるつもりで選択しようとしていませんか?

そもそも選択における正解ってなんでしょうか。

そんなの未来の自分の状態によっても変化するものです。

今の自分が「これが正解だーーー!」と考え抜いて下した決断でも、未来の自分は環境や考えが変わってそもそも正解かどうかなんて気にしていなかったりもするのです。

決断直後には多少後悔することはあるかもしれませんが、ほとんどが生活になじんでいきます。

じゃあ未来の自分の最適解を選択しよう!と思っても未来の自分なんてものは今の私たちの意識なんか関係なく無限に変化していくので不可能なんです。

 

・小さい頃から細かいことまで親に決められてきた

「この色がいいんじゃないの?」「こっちの方がいいわよ」「それはやめておきなさい」

子どもの頃に親からこんな言葉をかけられたことはないでしょうか。

歳を重ねているので自分の失敗経験も踏まえて助言しているのかもしれません。

明らかに本人が道を踏み外すようなことだったら止めるべきですが、大抵の場合はそうじゃないですよね。

本人の代わりに物事を決めて、ずっとそれを続けることは「選択する練習」機会を奪うことになります。

誰だって自分で決めて、失敗して学んでいくものなのです。

つまり子どものころから親が口を出しすぎていたとしたら、あなたは「選択する練習」をできていない状態なわけです。

だからと言って「じゃあ一生自分で決断することも難しいままなのか…」と絶望する必要は

全くなくて、練習すればいいだけなんです。

練習について、詳しくはこちらを参考にしてみてください◀リンク

 

・自分の選択を笑われたり、後悔したことがある

自分がいいと思って選んだものを「ダサい」とか「変」だと言われた経験はありませんか?

向こうは思ったことをそのまま口に出しただけだと思うのですが、普通にデリカシーに欠けますよね。遠慮のない間柄で言われることの多い言葉です。家族とか友だちとかですね。

言われた方は脳にこびりついて無意識にそのことを覚えていたりします。

 

実は筆者も学生時代にファッションセンスが壊滅的だったのでいろいろ傷つく言葉をかけられたりしました。

もしかしたら相手は「教えてあげよう」と助ける気持ちだったのかもしれませんが…。

結果、無難な服を選んだりするようになり、自分の好きなファッションがわからなくなりました。


・失敗したときのことを考えると怖い

きっと先の先のことまで考えてしまうのかもしれません。よく言えば慎重なのだと思います。失敗するのって嫌ですよね。「あっちにしておけば良かった」なんて後悔をしたくないですもん。わかります!

この想像力を活かして、「失敗したあとのこと」を考えてみましょう。

 

【すぐに選択できる対処法】

 ・点数化をして比較する

 紙やスマホのメモ帳にメリットどデメリットを書いて点数化する方法です。

 そして優先度が高い順に5段階くらいで点数をつけていきます。

絶対にこのメリットは大きい!というものは5点を

これはあったら嬉しいかな、というものは1点

 

逆にデメリットはマイナスとして点数を引いていきます。

とても嫌だと感じるものには-5点

そこそこ嫌だと思うものには-3点、などです。

 全てを合計して、点数の高かった方を選択すると良いでしょう。

 

それでも結果に納得がいかない場合

 選ばれなかった方にプラス10点をつけてください。

 こうすることによって客観的な比較と、無意識に生じる感情の誤差を埋めます。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

・コインを投げるor紙飛行機を飛ばす ※順番に最後まで読んでね!

 

  1. まずは10円玉でもいいのでコインか紙飛行機を用意してください。
  2. 表だったら○○○、裏だったら×××と条件を決めましょう。

もうお分かりですよね?

「鬼滅の刃」カナヲちゃんもやっていた方法です!

 

3. コインを高く上げてキャッチしてみましょう。

コインが表を向いているか、裏を向いているかで決めましょう。

 

4.そして結果を見て、どう思いましたか?

 

以下、カーソルを合わせて選択(コピー)すると文字が見えます

▶「やりなおそう」としたあなたは、選ばれなかった条件が本当に選びたいことです。

 

・失敗を想像した上で対処法を考える

 

あれこれ未来のことを考えてしまうという方におすすめの方法です。

「これを選んだら失敗するかもしれない…。」そう思ったら


1.どんな失敗になるのかを明確にしてください。

「この服を買って失敗したら支払った3万円が無駄になるかもしれない、だから怖い」

何がどうなるから選択するのが怖いのか、心の中で具体的に言語化してましょう。


2.失敗の先を想像します

支払った3万円が無駄になってしまった!そのあと想像の中であなたはどう対処しますか?

例えば

「(メルカリとかで売れば少しはお金が戻ってくるな)」

「(今月は友達と遊ぶ回数を少し減らして、自炊を頑張れば節約できるな)」

などと考えます。

※リスクが多すぎる場合は信頼できる人に相談してみることも大切です

 

ある程度のことなら例え失敗したとしても失うものばかりではありません。

得られるものもあるのです。

それは「経験」です。

 

失敗の経験は大きな財産になります。失敗を重ねると、次に決断の場面が訪れたときに過去の失敗を参考にして「成功する可能性」が格段に上がります。

そして「大きな失敗」もしなくなってきます。

 

友だちが22歳の頃、法律を知らないばかりに捕まったことがあります。

そのときは警察の人に「もう大人なんだから知らないじゃ通用しないんだよ」と言われたそうです。

それを機に法律に関してかなり入念に調べるようになりました。

 

つまり失敗は後悔したとしても「人生の勉強代」だと思いましょう。高くつくかもしれませんが、確実に学びとなるはずです。