Webサービスローンチに向けたプロダクトオーナー支援|アジャイル開発

企業概要

業界:介護福祉

従業員数:100名


参画ポジション

介護福祉企業様のプロダクトオーナー支援という形で参画


実施期間

3ヶ月(2020年1月~2020年3月)


依頼背景

自社で新規事業のためのWebサービスを立ち上げるためにシステム開発を実施中とのことであった。

しかし、自社でWebサービスを立ち上げるのが初めてであり、システム開発・導入の経験も無いため、システムそのものの評価に加えて、今後サービスを運営していくにあたって懸念すべき点や準備すべき点などを専門家の視点からアドバイスが欲しいとのことだった。

また、システムベンダーとのやりとりをする中でシステムの専門的な話になると理解ができないため、そちらも合わせて支援してほしいとのことだった。


支援内容

■インセプションデッキの再作成
システムベンダー様がアジャイル開発型の開発手法にて開発を行っていたため、プロジェクト全体の把握と目的意識共有のために、インセプションデッキを再作成させていただいた。
内容自体は、すでに共有されており、各所に点在していたが、インセプションデッキという形で1つのドキュメントにまとめることで意識付けを行った。


■受け入れテスト

依頼された時点でシステムリリースまでの時間が限られていたため、受け入れテストという形で、提示していた要件を満たしているかのテストを実施した


■非機能要件に関するリスク精査

提示していた要件は機能面に関する内容が中心であり、非機能要件面に関する考慮がほとんどなかった。
IPAが公開している非機能要求グレード(2018)をベースに非機能に関する評価を行った。そこで、把握すべきリスクを洗い出して可視化した。


■システム開発に関するロードマップ作成

初回のサービスローンチ以降の事業展開に基づいた機能追加やアップデートに関するブレインストーミングを行い、ロードマップを作成した。


■社内体制構築のためのロードマップ作成

サービスローンチ後の社内体制の拡充を行う場合の想定するパターンを提示した。

エンジニア採用を行う際の募集要項の添削等を実施し、内製化を行う際のアドバイスも行った。


プロジェクト推進時の特徴

関係するプロジェクトメンバ(システム開発ベンダー含む)間のやり取りは基本的にオンラインで行った。

プロジェクトメンバ全員が揃うことが無い状況であったが、オンラインでのミーティング、ドキュメントのやり取り、タスク消化が滞りなく行われた。

アジャイル型の開発手法でプロジェクトを進めたため、週次での機能追加、タスク見直しを頻繁に行い、スピード感を持って対応できた。


支援結果

システム自体は問題なく構築され、システムリリースが行われた。

非機能要件に関する洗い出しを行うことで、今後のリスクポイントが可視化され、サービスの拡大とともに見通しをたてることができるようになった。

新型コロナウィルスの状況を鑑みてタイミングを調整しながらローンチすることとなった。