「毛穴パテ職人」パッケージデザイン(リニューアル)
OVERVIEW
常盤薬品工業(株) サナ事業部(メイク) 全6製品のリニューアル 及び 6製品の新商品パッケージデザイン 全12 アイテム |毛穴パテ職人|毛穴に特化したベースメイクシリーズ。10 代~40代まで幅広く毛穴に悩む女性から支持されている。価格は1,000~1,500 円。
|担当業務|
クリエイティブディレクション
デザイン作成、資材版下作成、入稿作業、資材進行管理、ブランド管理
|期間|
2010年10月~2013年1月
|チーム構成|
デザイナー3名 プランナー1名 マーケッター1名
|課題・背景|
・中身の改良に伴うパッケージリニューアル ・市場の競合が増加し発売以後メンテナンスを行っていなかった事による陳腐化
|意図・目的|
・既存ユーザーへの購買意欲促進 ・新規ユーザーの獲得 ・ブランド力強化
|行動|
- ブランドデザインルール作成
- パッケージ認知度の調査にて残すべき要素と新たにしていく要素の選別
- 店頭での訴求力アップ(ブリスター/容器/台紙などパッケージにおける高級感や存在感を向上)
- 情緒的価値の向上(ブランドの世界観を強めるグラフィクを採用)
- 新たにBBクリームをラインに追加
- 中身や容器の使用感の改良
|結果・実績|
- リニューアル前の年間売上実績5億から2倍となり10億円ブランドへと成長。
- セルフベースメイク市場第1位の売り上げ実績をおさめている。
- 中でもBBクリームシリーズの売れ行きが好調でブランドを牽引してくれている重要な商品となった。
|デザイン詳細|
▶︎パッケージ
- 古い印象 → セピア調をやめ明快な色合いに変更
- 店頭で沈んで見える → 全体の色合いの調整とともにブリスターを工夫
- ネーミングの良さが伝わりきっていない → ブランドロゴを一番目立つレイアウトに
- 競合の増加 → 機能性の高さを改めて訴求
- ブランド力の強化 → 新商品BBクリームをリニューアルと同時発売、ラインの明確な棲みわけ、デザインルール作成、情緒的価値の向上
▶︎ロゴ
18世紀ヨーロッパの石畳の街にいる職人の店の看板プレートをイメージ。”毛穴”という悩みを持った人々がロゴの看板を目印に迷わず訪ね来られる、そんな思いを込めたデザイン。
▶︎ブリスター
L字の形状にしより自立性と世界を訴求できる形状に。ロゴの部分は凸にし訴求力を高めた。
▶︎デザインルールの設定
店頭でのブランド力強化のためデザインをルール化。シリーズのカテゴリーがわかりやすくなり、店頭でのシリーズ判別性と訴求力が高まった。