Corne-Xiao用ケース

OVERVIEW

2024年5月4日の天下一キーボードわいわい会vol.6にて展示しました。

本記事にアクセスいただき誠にありがとうございます。設計者のキムラシンショクバです。


ここでは天下一キーボードvol.6に展示したcorne-xiao用ケースについて、製作に至った過程や特徴等を簡単に残していこうと思います。


思いのほか長い文章になったので、合間の休憩時間や帰路など、お時間があるときにのんびり読んでみてください。


それでは、天キーVol.6盛大に楽しんでいきましょう!!!!

2024.5.4 キムラシンショクバ

なぜ設計した?

過去に設計したアクリル積層ケースのセルフリメイク

過去、ミニマルなcorneをマキシマムで自分好みにするとどうなるか、というコンセプトでアクリル積層ケースを設計していました。

基本的なデザインができてからはアクリル板の色を変えたり、金属板を追加してみたりと色々追求してきましたが、だんだん迷走していきました。

デザインとしてここからひとつ先へ進むためには一度ぶっ壊さないと抜け出せないと思い、セルフリメイクに着手しました。

1st、マーブル柄の特殊なアクリル板で製作、スイッチプレートは真鍮板


2nd、特殊アクリルではなく汎用的なアクリル板を使うとどうなるか検討


3rd、重量化するため真鍮板を追加、テンティング用にギター部品を採用

個人的にここあたりから迷走している・・・・


デザインについて

セルフリメイクとして出来上がったcorneケースが今回のテンキーvol.6に展示しているこちらです。改良点はたくさんありますが、一人でも多くの方に見てもらいたいと思い今回の試作を展示することにしました。展示代行を承諾いただいたぎーくらびっとさんに感謝。以下にデザインの要点をまとめています。

  • 3Dプリント筐体、製造にはJLCPCBさんを利用しました(Black resinとMJF)
  • MJF製のピックガード部品と裏のバッテリー蓋はマグネットによる着脱が可能、ぜひ手に取ってごらんください
  • ZMK firmwareによる無線接続を試してみたかったのでPCBはCorne-xiaoを使わせてもらいました。Friction氏ありがとう。

改良点は?

キーボードとしては一応使えるのですが、細かなこだわりは尽きないものです…

  • トレイマウント+グロメットによる制振を目指したが、思ったほど効果がなかった
  • パームレスト一体で見た目は満足だがユーザビリティがイマイチ
  • 裏側にギター特有のエルボーコンター加工を施したが、製造時のデータのSTL変換で意図せずメッシュが残ってしまった。見た目は好きなので意図したデザインへ反映を検討


今後の目標

展示したケースについては先ほどの改善点を改良していくことはもちろんですが、ここでは私個人の今後の目標を示したいと思います。恥ずかしながら今年4月から本職でプロダクトデザイナーになり、日々デザインスキルの向上のため勉強中です。仕事の趣味も全力で楽しんでいきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。

  • Solidworksへ移行・・・個人的にアセンブリはこちらがやりやすい
  • サーフェスモデリングの習得・・・ケースデザインの幅を広げます
  • Blenderの習得・・・宣伝素材の作成スキルを向上させます
  • Ai、Psの習得・・・宣伝素材の作成スキルを向上させます
  • 無線分割キーボードの追求・・・私のポジショニングマップを明確にしていきます


それでは、引き続き天キーvol.6をお楽しみください!

この記事はcorne アクリル積層ケース3rd試作で作成しました。