じかんの手ざわり展
都会の中に、布のオアシスを作りました。藍染めアーティストAmberちゃんの展示の企画〜空間デザインを担当しました。
忙しい東京のど真ん中に、
オアシスのような空間ができました。
The Touch of Time「じかんの手ざわり」展
あらゆる過程において
速さが求められる現代に、
あえて立ち止まり、五感を研ぎ澄ませ、
「ここにいる」という体験そのものを楽しめるような空間をつくりました。
ささ、スマホはポケットにしまって
藍で染められた布の質感を
みて、さわって、感じてみてください。
風になびいて変化する布の様子や、
床に落ちる影、自然の音、
ゆったりとしたじかんの流れを
五感で感じてみてください。
ぜひ、ただぼうっと何かを見つめたり、
さわったり、耳をすませたりする、
そのじかんのいとおしさを
ぜひお楽しみください。
どうして「じかん」の「手ざわり」なのかは
実際にきていただけるとわかります 🌴
The touch of time
The modern world drives to create instantaneous processes and products; ones which inhibit times touch. This synthetic world looses life’s true beauty that of change and decay.
We invite you to experience the beauty of times touch. Not to experience it as a quantifiable value but as a material. Witnessing the materialization of time and how it changes the quality of the world around you.
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縄で布を縛ったり、何度も藍につけたり、乾かす中でじわじわ色が変わっていったり、手で布を染めていく工程は、じかんの経過が手触りや視覚から感じられます。
忙しい現代、忙しい街東京のど真ん中であえて時間をたっぷりかけて布を染める、その時間を感じる空間を作ったら最高にチルな空間ができるのでは…!と始めたプロジェクトでした。
慣れない英語でのコミュニケーションで空間を作り上げるのはなかなかハードでした。たくさんあーでもないこーでもないを繰り返して、準備期間3週間でガッと作り上げました。
会期中は照明を布に当てて、ゆかに布の木漏れ日ができるようにしたり、布が風で揺れるようにしたり、自然音を流したりして、布の森にいるような気分が味わえる体験を作りました。
Amberちゃんと。