写真家 稲垣徳文 氏の写真展用DM・ポスターデザイン

OVERVIEW

東京と大阪のFUJIFILM Imaging Plazaで開催される写真展のDM2種(オフセット印刷)、ポスターA1、A2の製作 レイアウト製作期間:約1週間 納品までの期間:約2週間

YEAR 2020

FUJIFILM Imaging Plaza 東京用のDMデザイン

白黒写真ながらセピアのようなベージュ系の茶色が中央の木や背景の空に残るところを最大限に活かすため、黒と茶のダブルトーン変換で表現。茶色はpantone 466 c。

DMとして印刷する場合、ホワイト色の紙質では黒と茶のダブルトーン変換した写真部分のみが茶色く浮いてしまうので、紙質にグレース 220kgを採用することで、紙質にもクリーム色を表現し、印刷したときの全体的なトーンを統一させることが可能となる。※上記の写真はデーター画像で紙に印刷したモノではありません。

FUJIFILM Imaging Plaza 大阪用のDMデザイン(A1ポスターデザイン)

上記と同様のA1用のポスターデザインを作ったところ、大阪用のDMとしても採用。

元々のベースとなる写真自体は、上記のスケール感ある非常に大きいサイズの印刷物であるが、そのフルサイズを縮小しDMにハメ込もうとすると、逆に被写体にミニチュア感を感じてしまうので、あえて中央部分を縦位置で切り取り、仏像の背中部分に、仏像の石質を感じられるような透明感を付けたタイトルを表示し、フレーム切りはせず、DM全体に貼り付ける。紙質にはエキストラマーシュ 301kgを採用。きめ細やかな紙質で明るく鮮やかな色が表現出来るので、ブルーグレー系の仏像を最大限鮮やかに印刷することが出来る。301kgという重さ=紙の厚みと被写体との統一感が生まれる。

DM製作で重要なのはクライアントと共有・共感できるレイアウトデザインですが、それと同じくらい重要なのは紙選びだと考えています。被写体を活かし、紙質から感じる質感や色の表現のされ方に「紙」は重要な意味を持ちます。

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