田んぼプロジェクションマッピング|各種メディアに取り上げていただきました。
大垣養老高校 × 東京芸術大学 × 日本総合専門学校が協力して作り上げました。
制作期間 ー '20 07/04~09/19
担当箇所 ー オープニングムービー
制作人数 ー 7人
田んぼに舞い降りた一匹のトンボ
オープニングムービー コンセプト
コロナウイルスによって一変してしまった2020年。
日本でも辛いこともたくさん起こりました。
そんな暗い気持ちを払拭して、
世の中がまた明るくなるように願いを込めたオープニングムービーです。
各種メディアに取り上げていただけました!🎉
news zeroさんでは、数秒ですがトンボが花を降らして舞う、
私の担当シーンが写っており努力が報われたと感じた瞬間のひとつでした。
岐阜新聞さん
少しカットされていますが、オープニングムービーが載っています!
※無料掲載期間が終了しました※
ターゲット
コロナによって普段の通りの生活ができなくなってしまった日本の皆様。
動画の理由
”コロナ”によって暗くなってしまった世の中を具体的に再現すると、次の動画から繋がりの違和感が出てしまうのと、「ガンバレ日本!!」のメッセージをコロナに限定して受けっとってほしくなかったので、暗くなっていくシーンは、わざと抽象的に再現しました。
そしてマッピング本番の9月に合わせ、秋の風物詩でもある一匹トンボが現れ、花を降らして華麗に空を舞い、暗い世の中を払拭させてくれるようなイメージで動画を作りました。このように鑑賞者にメッセージのコンセプトが伝わるように「ガンバレ日本!!」にストーリー性を持たせました。
こちらがカットなし、本番の映像です。
およそ1分間のオープニングムービーを担当しています。
制作プロセス ①〜⑨
①打ち合わせ
大垣養老高校の生徒達がデザインをした田んぼアート(下)をベースにどんなオープニング動画にするかをチーム内で話し合いました。
②絵コンテ(担当)
話し合った内容を元に、絵コンテを書きました。
それらにチームで意見を出し合い、ストーリーや流れを詰めていきました。
初期段階アイデアスケッチ↓
③音楽作成
「花咲か爺さん」にインスピレーションを得ているので、
音楽も和風にすることになりました。
④ビデオコンテ(担当)
絵では伝えきれない、音楽と動画シーンのマッチングさせるタイミングや
各シーンの繋ぎ方を、全体でビデオコンテで確認しました。
⑤各個別作業
ビデオコンテを元に担当シーンごとに区切り、それぞれ個別作業に入ります。私はシーン5、6を担当することになりました。コロナに犯された世界を払拭するシーンです。
⑥チーム内簡易リハーサル
田んぼに写した時の色味を確認するためにも、壁に田んぼアートデザインをプリントしたものを貼り付け、プロジェクターで動画を投影し、各シーンの出来栄えや流れなども確認をしました。以外にも白が一番はっきりみえることが判明したので、各修正をします。
⑦全体リハーサル 1回目(音響無し)
実際の田んぼに投影していきます。シーン別に作ったことがわかるような、繋ぎのぶつ切り感や、素材や動きのばらつきが目立っているところが多々見受けられましたので、みんなで修正点を洗い出します。
洗い出した修正点の一部↓
⑧前日リハーサル 2回目(音響有り)
音楽がとても小さいことが判明しました。
また色味や繋ぎもまだ違和感な部分があったので、修正作業をします。
⑨本番
※ページを上に戻ると本番の動画があります。
新鮮でわくわくした経験
田んぼプロジェクションマッピングに関わったことも、Aftere Effectsを使うこともなかったメンバーで、私はこのプロジェクトで進行役を務めるタイミングも多く、どう進めていけばいいのか悩んだり、不安な場面も多かったですが、教員方のアドバイスをいただきながら切磋琢磨し、動画を作り上げることができました。動画制作では、どれをとっても初めてのことばかりで、新鮮でとてもわくわくすることが多く、みんなで大きなプロジェクトを成功させる達成感も味わうことが出来て、とてもいい経験になりました。