舞台「可哀想の人」(作・演出)

OVERVIEW

劇団フジ大阪第30回7月劇場:書き下ろし

YEAR 2024

日程

2024年6月20日(土)〜30日(日) 全4回

場所

大阪市立芸術創造館

あらすじ

紗理奈は、大学時代は軽音楽部でバンドを組んでいた。学内ではまあまあ人気があったけど、それを仕事にするなんて考えたこともなかった。そんな選択肢、彼女の中にはなかった。だから、その選択をして路上ライブを続けている友だち:藍歌のことは心から尊敬するし応援したいと思う。たまに、心がチクリとするけれど、自分も藍歌と同じ選択をしたら…と考えることもあるけれど、自分にあの生き方はできない。人生はその時々の選択次第で変わって行くから不思議だ。

そんなとき、突然団地のコミュニティデザインを担当することになった。“コミュニティ”の希薄化とか“コミュニケーション”の大切さとか、そんな企業理念が嫌いなわけではなかったけれど、紗理奈はあくまで事務職だ。プレイヤーではない。「やるかやらないかは置いておいて、とにかく一度ついてきて!」と上司に連れられて行った団地には……。ヤングケアラーの中学生:花蓮をはじめ、老老介護を続ける人、男に捨てられてなお子育てを続ける女性……。え?可哀想?放っておいてよ、私たちは私たちで生きているんだから!


劇団フジ大阪第31回6月劇場「可哀想の人」アーカイブ配信中

https://www.gekifuji.com/post/osaka31haishin


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