【自主制作】お薬手帳本体・カバー

OVERVIEW

「いつでも持ち歩きたくなるお薬手帳」を目指して制作いたしました。

YEAR 2022

1.概要

自分自身も含め、「お薬手帳を持ち歩く」という習慣がありません。しかし、2011年の震災の際、お薬手帳が治療にとても役に立ったという話を知人の薬剤師から聞き、「持ち歩きたくなるようなお薬手帳があったらいいのに」と思い、制作いたしました。

制作したものはminneおよび2022年5月のデザインフェスタvol.56で販売しました。


2.こだわったところ

お薬手帳のメリットとして、アレルギー情報がすぐにわかるという点が挙げられるため、アレルギー情報のページを充実させました。

特にアレルギーのあるお子様やその親御さんに持ってもらいたいと考え、優しさを感じられるフォントを使用したり、ターゲットを意識したカバーのデザインを考えました。

はたらくくるまの柄のカバーを制作したところ、デザインフェスタでは、「子どもは車が好きだよね〜」とお声がけいただいたりもしました。


3.制作過程

既存のお薬手帳と同じ規格で、お薬手帳の制作をしている複数社に見積もりを取りました。小部数では単価が高くなってしまったため、最終的にはキンコーズさんに発注することにしました。(ネット印刷も検討しましたが、あまり値段も変わらなかったので、実店舗で相談できるキンコーズさんにしました。)冊子の制作ははじめてであり、表1、表2などの用語や印刷物についての知識もその際スタッフの方に教えていただきました。

持っていて重くならないページ数にしようと考え、最終的な規格はA6中綴じ32ページにしました。既存のお薬手帳と違いすぎても使いにくいと考え、中面の流れは大きく変えませんでした。

中面の制作時間は8時間です。

手帳のカバーの制作時間はそれぞれ1〜2時間です。(はたらくくるま柄は1つ1つ手書きしたため、3時間ほどかかりました)


4.販売について

2022年11月現在、minneでは2件購入いただき、またレビューは星5つをいただいています。

2022年5月にビックサイトで行われたデザインフェスタでは、売上自体はあまり多くはありませんでしたが、お客さまの中には「デザフェスってお薬手帳も買えるの?!」と驚いて買ってくださる方もいらっしゃいました。

ハンドメイドイベントに出ることで、お客さんの反応を実際に聞くことができ、とても参考になりました。

ハンドメイドイベントの出店は初めてで、周りのお店を見て什器の使い方など学ぶことが多くありました。商品は立てた方がいいんだな、というのが反省です。

英字柄やモノトーンの楽器柄などは男性のお客様が買ってくださったのも印象的で、男性が持ち歩きやすい柄を作ってみたいと思いました。


5.今後の展望

対面販売の機会をまた設けたく、年に一度デザインフェスタに出たいと思っています。

表紙のバリエーションも増やしつつ、楽しんで制作を続けたいです。