例えば大学で、先生に用事があるとします。
しかし、先生が教官室にいるのか、部屋にはいないけれど学内にいるのか、はたまた帰宅してしまっているのかわからない。というのはよくある話。
これらの情報を、実際に現地に行かずとも把握できるようにするべく、ビーコンデバイスをスマートフォンとペアリングするだけで常に在室状況が確認できるアプリケーションの開発を行いました。
ビーコン送信デバイスを持った人間(ここでは先生)は部屋に出入りするだけで在室状況を更新でき、その状況を知りたい人はアプリから情報にアクセスできる仕組みです。
ロゴデザイン
「Caltera」の名前はコウモリの学術名が由来であり、システム内で音波を用いることからコウモリをモチーフとしています。
ロゴでは、モチーフとなるコウモリに波の模様を加え、音波が伝わる様子を中心からのグラデーションによって表現しました。
フォントはロゴに合うように、コウモリの鋭さをイメージしたものを使用しました。
名刺デザイン
「Caltera」の名刺では、コウモリをイメージした紫のテーマカラーを基調とし、情報を 正確に伝えることを目的にシンプルなデザインで作成しました。
名前と役職、電話番号やメールアドレスなどの連絡先の情報を整理するために、明度の差を用いて分割しました。
UI/UXデザイン
「Caltera」のアプリケーションを100BANCHというワークスペースで用いるために、専用のインターフェースを制作しました。
「Caltera」ではリアルタイムで在室状況を共有するため、現在どのプロジェクトの誰がいるかがわかる必要があります。
プロジェクト内の誰かがいればACTIVEを緑、誰もいなければINACTIVEを赤の色で表示し、そのプロジェクト内のメンバーについても緑と赤の枠で表示しました。
また、プロジェクトがINACTIVEの場合は不透明度の差も用いて、在室状況を視覚的にわかりやすく表現しました。
視認性を重視しながらも、プロジェクトのコンテンツが映えるように、画像を大きめに使用するなどの配慮も行いました。