#25『果実』
OVERVIEW
弦巻楽団だいたい10周年記念公演第1弾。桃太郎役を2009年上演時の村上義典、2012年上演時の深浦佑太のダブルキャストで上演。舞台美術に彫刻家・藤沢レオを迎え、意匠も一新し10周年記念作品にふさわしい『果実』を上演した。
作品について
事故に遭い眠り続ける女と、
両親に恋人になってくれと頼まれたかつての同級生による、
深く、静かに胸を打つ、存在と悲しみについての物語。
ある年配の夫婦に無理やり病院へと連れてこられた桃太郎は、昏睡状態で意識のない二人の娘・杏の恋人役を演じて貰えないか、と依頼される。杏は桃太郎が高校時代に密かに初恋を抱いていた相手だった。二人の強引な依頼に杏の「恋人役」を演じていく桃太郎。やがて、桃太郎には杏の声が聞こえるようにー。昏睡状態で眠り続ける杏と、それを取り巻く人間模様、直面する生と死。「命」とは、「生きている」とは何か。
公演概要
出演
深浦佑太
村上義典
塚本奈緒美
温水元
小林なるみ
小野優
塩谷舞
深津尚未
日程・会場
札幌 2016年8月20日(土)〜27日(土)
全10ステージ
サンピアザ劇場
帯広 2016年9月29日(木)
帯広市民文化ホール 大ホール
スタッフ
作・演出:弦巻啓太
舞台監督:高橋詳幸(アクトコール株式会社)
照 明:相馬寛之
音 響:大江芳樹
舞台美術:藤沢レオ
衣 裳:佐々木青
演出助手:相馬日奈
宣伝美術:本間いずみ(Double Fountain)
制 作:小室明子