動植綵絵.particle
OVERVIEW
江戸時代中期の画家、伊藤若冲の代表作「動植綵絵」をコンピューターに理解させて、再現させることで人間の絵の見方とコンピュータの絵の見方を比較しながら、情報ということを考える作品
作品
紫陽花双鶏図.particle
老松白鶏図.particle
南天雄鶏図.particle
動機
人々は新しいものを好み、次から次に流行りの方向に動いていく。しかし”古き良きもの”は多くあり、日本画もその一つだと思った。だがそういったものを受け入れない背景に現代人の視点のズレ、つまり”見る気すら起きない”という価値を考える土台にも乗っていないというのが問題だと感じだ。そこでコンピュータを使って日本画のあり方を見るというのはどうだろうかと考え製作した。
概要
現代のデザインに良くみられる”間”の感じ方、シンプルに重きを置く現代人の価値観に近いと感じたので伊藤若冲の代表作”動植綵絵”をモデルとして使用した。全て作品名の最後に.particleが入っているのは動植綵絵というオリジナルに対して.particleという拡張子を用いて、オリジナルをリスペクトしつつこういう見方はどうだろうかという提案の意を込めたものである。
展示
2019/23,24 宇都宮大学学祭 U-lab展示ブースにて