Skills
Experience
目次
生い立ち
学生時代に力を入れたこと
将来像
生い立ち
私は宮崎県に生まれ、父の仕事の関係で、ドミニカやボリビアなど、各地を転々と引っ越す幼少期を過ごしました。
ボリビアに住んでいたのは小学3年生から5年生のころでインターナショナルスクールに通いました。最初の一年は英語が全くしゃべれずかなり苦労しましたが、2年目から徐々に先生の言っていることが理解できるようになり、最終的には母国語と似たような感覚で英語を話せるようになりました。
日本に帰国したのは小学6年生の時。ほとんど無知だった私は週5日で塾に通うことになります。両親の支えや先生方の教えのおかげで県の御三家と呼ばれる高校を目指せる水準まで成績は伸びましたが、結局合格はかなわず、大濠高校のスーパー進学コースに入学することとなりました。
高校に入学後、吹奏楽部に入りそこで初めてマーチングと出会います。今まで楽器の経験はなく、0からのスタートでしたが、先輩方や世界大会への出場経験があるOB・OGの方々を見ているうちに強い憧れを抱くようになり、マーチングの世界にのめりこんでいきました。2年生の時は副部長兼パートリーダーを務め、3年生に上がった後も受験勉強と並行しながら12月中旬まで部活に残りました。結果、3年連続で全国出場・金賞受賞を果たします。また、九州大学工学部の最難関である機械航空工学科への合格も果たしました。
卒業後も個人で練習を続け、アメリカで開催される世界大会への出場を目指しました。2017年にオーディションを受けたPhantom Regiment は不合格となり、伸び悩んだ時期もありましたが、2018年にはMadison Scouts に合格し入団。その後も挑戦を続け、強豪と名高いThe Cadets や Music City Mystique にも合格しました。
生い立ちを振り返って気づいた私の強みは行動力と継続力にあると思います。様々な文化や土地柄に触れてきた分、環境の変化に臆することなく自分の道を突き進み、主体的に行動することができます。そして、勉学とマーチングに関してもそうであったように、一度決めた道をあきらめずに突き進む継続力が私にはあると思います。
学生時代に力をいれたこと
高校時代に始めたマーチングスネアドラムで世界大会への出場を果たしたことです。
高校卒業後は個人で練習をしていました。しかし、忙しさにかまけて練習時間をなかなか確保できていないことや、練習を始めても次々と課題が見えてきて結局4,5時間、明確な目標が定まっていないまま質の低い練習をしてしまうことが問題でした。
高校までは楽器を演奏できる環境が整っており、「部活動」という練習に充てることができる時間が良い意味で強制的に用意されていたため自分は上手くなれたのだと痛感しました。
環境を変えることが大事だと気づき、まずは練習場所を家ではなく、少し離れた公園で行いました。こうすることであらゆる誘惑を断ち切って練習することが可能となりました。さらに、練習時間を2時間と短めに設定し、その日の練習メニュー・目標を紙に書いてやるべきことを明確にすることでより質の高い練習を行うことができました。
2019年 Madison Scoutsに合格しDrum Corps International(以下:DCI)への出場を果たしました。その後も挑戦を続け、DCIでパーカッションの成績がTOP5に入るThe Cadetsや、Winter Guard International で最多の優勝回数を誇るMusic City Mystique へと合格することができました。
マーチングは私が大学で専攻している機械工学とは必ずしも直結しません。しかし、練習のプロセスから学べたことや、世界レベルのスタンダードを体験できたことには、分野を問わない価値があると確信しております。
注釈
- Drum Corps International…8月上旬に行われるマーチングの世界大会。
- Winter Guard International…4月に行われる世界大会。カラーガード、パーカッション、ウィンズ(管楽器)とセクションに分かれて大会が行われる。
将来像
時代や環境にとらわれないスキルを身につけ、プロジェクトのリーダーとして活躍できる人物になりたいと考えています。
私はマーチングでアメリカに留学をしましたが 、2020年の冬、コロナの蔓延により大会は中止となり、翌シーズンも縮小される結果となりました。アメリカにいる間はビザの関係で現地で働くことができず、外出自粛もしなければなりません。その状況でできることはないかと考えた結果たどり着いたのがプログラミングでした。場所にとらわれず働けるのももちろん魅力的でしたが、大学で専攻している機械工学や、留学で学んだ音楽など、どの分野とも掛け算し活かすことができるのがプログラミングであると考えました。
これからAIの技術が発達していくことを踏まえても、自分のアイデアを形に変えることができるスキルというのは必須になると思います。
また、これまでリーダーというポジションにつく機会が多くありました。その経験から、リーダーはただ指図するのではなく、全体を広い視野を持って俯瞰し、各メンバーの能力を最大限に引き出すことが大切だと学び、そこに楽しさや大きなやりがいを見出しました。
まだ自分のやりたいことが明確に定まっているわけではありませんが、機械工学、音楽、どちらの道にせよ、自分のアイデアを形にするスキルとしてプログラミングスキルを身につけ、リーダーとしてプロジェクトを率いていけるような人物を目指します。