今回、ヘアメイクの資料をもとにヘアメイクをさせていただきました。
全体的にしっかり作りこむメイクだったので、目元は赤やブラウンの上品なアイシャドウを使用して目の存在感を出しました。
ベースはトーンを明るめに、上品さやリッチさを表現するためファンデーションをスポンジでしっかり入れ込み、隙のない陶器肌を作りました。
眉はキリっと、格好良さにフォーカスして仕上げました。
モデルさんの目元にどう色をのせるか悩んだため、先生に相談してアドバイスをいただきながら目元のメイクのイメージを作り上げました。
奥二重の場合、のせたアイシャドウが隠れてしまうことがある為、どこまで色をのせるかとても難しく、使う色味が赤だったため腫れぼったさを出さないよう工夫するのが大変な点でした。
色の広げ方やグラデーションののり方で少しずつ見え方が違うと思ったので、濃く発色させたい部分に色を重ねながら塗っていきました。
変に浮くことがなくモデルさんの目元に馴染んでくれたので、しっかりと事前に準備ができたところは褒めてあげたいと思います。
ヘアは、希望通り作ることが出来ませんでした。
濡れ感を求められていましたが、オイルだけでは表現できずとてもナチュラルな仕上がりになってしまいました。
先生にアドバイスをいただいたところ、水で濡らすというシンプルな手法を提案してくださいました。その方法を撮影前の準備段階で考えてはいたものの、撮影中に乾燥するリスクやその方法をする思い切りが出せませんでした。
ヘアもメイクも工夫あってこそで、そこをより深く、そしてもっと単純に考えられたら良かったと思います。
ー感じたことー
”工夫をする”ことに対して、難しく考えすぎていました。
やってみて気づくこともある、それを次に活かせばいいのに失敗することや周りに迷惑をかけることに恐れすぎていたように思います。
ですが、この経験を経てやってみることに対するワクワク感を思い出せた気がします。
様々な経験を積んで、自分の中の工夫の引き出しを増やしていきたいです。