C#の基礎とUnityの入門書を終え、自作ゲームの作成に取り掛かりました。製作期間は2022年2月25日~3月1日です。日数に表すと短いですが毎日最低10時間は作業の時間にあててました。
ゲームコンセプトは「単純操作で爽快感のあるミニゲーム」です。初日にTerrainを利用した地形づくりとキャラクター操作を可能にする作業を行いました。
そして2日目にはゲームの基本的な部分を完成させました。味方キャラであるスライムと敵キャラの犬の実装、PlayerUIの実装も行いました。スライム、ドラゴン、敵キャラクターはUnity Asset Storeにて無料で公開されていたものをお借りしました。また、スライムがプレイヤーについてきて、一定範囲に敵が侵入してくると攻撃するAIを実装しました。
そして3日目にはドラゴンの追加、BGM、SEの追加、細かいバグの修正を行いました。BGM,SEは魔王魂様よりお借りしました。
4日目にタイトル、ゲームオーバー、マニュアルのシーンを追加しました。
そして、5日目にスコアの導入、戦力バランスの調整、残ったバグの修正を行い、ゲームを完成させました。実際のプレイ動画も載せておきます。
難易度設定、戦力バランスにはこだわりました。というのもこのゲームの性質上戦力バランスが崩れると片方陣営のキャラが無限増殖する羽目になるからです。増殖する数に制限を設けてもよかったのかもしれませんが、はちゃめちゃなゲームを作りたい思いがあったためそれはしませんでした。
また、受け付ける操作が移動のみという限定的なもののなか、プレイヤーの操作がどうすればスコアに反映されるのかもよく考えました。ここをよく考えないと、ただの放置ゲームになってしまうと考えたからです。これに関しては、ドラゴンの攻撃範囲を広くし、攻撃力も高く設定することで解決しました。自分が囮役となって大量の敵をひきつけ、ドラゴンの範囲攻撃で一掃するという戦略を取れるようにすることで、プレイヤーが操作する場合と操作しない場合のスコアに天と地の差を設けることが出来ました。
反省点として挙げるなら、スクリプトの効率的な記述が出来なかった点です。これは企画の段階でしっかりとしたゲームシステム、ゲームバランスを考えていなかったことに起因します。何がどれだけ必要なのかを把握しておけば、継承を用いて、もう少し楽ができたと考えています。また、もう少しプレイヤーの自由度を設けた方が面白くなったかもしれないとも思いました。アイテムの設置したり、プレイヤブルキャラクターに技を設けたりなど、プレイヤーの満足度を高めるにはもっとたくさんの手段があったと思います。
私はこの作品の制作を通じて、ゲームを作る楽しさ、大変さを知ることが出来ました。キャラクターが自分の思い通りに動いたときや、ゲームの不具合を修正し見違えるような挙動を見せてくれたときには言葉に出来ない達成感がありました。自分自身ここまで熱中できるとは思っていませんでした。ゲーム制作のスキルを身に着けるには、まず数を作らないとダメだと感じたため、これからもっと多くの作品を作っていこうと考えています。