概要
現代アーティスト向けの集客を目標とした、新規SNSアカウントの策定・制作・運用を行いました。
美術系アーティスト向けの支援事業や、事業者・コレクター向けのアートビジネス拡大事業を中心に行う同社にて、まずはアートの企画を進行するにあたり、現代アーティストの集客は課題となっていました。
海外と比べ、日本の美術系アーティストは公的支援の乏しさが目立ち、アーティストとして活躍を狭まれている中、NPO的サービス提供を前提とした、会員募集として集客するために、SNSやWebでアプローチしたいというご相談から、SNSマーケティング・運用を中心に携わりました。
職種
SNSマーケター/ライター/デザイナー
プロジェクトの流れ
【1】KGI・KPI策定/ペルソナ作成
【2】競合他社/ベンチマーク調査
【3】アカウント・コンセプト設計
【4】デザイン設計
【5】アカウント構築・設定
【6】コンテンツ制作
【7】運用管理
【1】KGI・KPI策定/ペルソナ作成
一口に現代アーティストと言っても、様々な境遇や思いを抱えた人たちがいます。まずはどの層にアプローチをし、集客をしたいのか、KGI・KPI策定と共に、ペルソナシート制作を行いました。
対象となる現代アーティストの深堀りを行い、それらの方々が抱えている課題を明確にするためにペルソナシートを利用してそれらを抽出しました。
【2】競合他社/ベンチマーク調査
抽出した課題・ペルソナに対して、競合他社・ベンチマークの調査を行いました。
他社の動向やフォロワーの集め方、マーケティングを元に自社の強みを見出し、チームで共有・認識することで、市場での立ち位置を明確にすることができました。
【3】アカウント・コンセプト設計
ペルソナ/調査・分析内容を元に、アカウントコンセプトや発信内容を策定しました。
ペルソナ視点で、他社ではなく自社をフォローしたいと思える強みを考え、アカウントコンセプトに落とし込みました。ペルソナに見せたい未来や世界観をまとめることでチームの認識が合致し、今後発信していく上でもブレが出ずに統一することができます。
フォロワーが少ない内は、タグ検索からの流入が大事です。今後投稿するであろう、発信内容に沿ったハッシュタグを選定し、それらのハッシュタグでは何が人気なのか分析することで、投稿の傾向やデザインへのヒントにしました。
【4】デザイン設計
アカウント・コンセプト設計から、言語を形にしていきます。
まずはキーワードを上げ、ターゲットとなるユーザーにどのような印象を与えたいか、デザイン方針を3つ検討し、チームで決定しました。
運用上、問題がないようにトンマナを統一し、世界観を崩れさせないようにデザインルールを検討・策定しました。
【5】アカウント構築・設定
デザイン決定後は、実際にSNSアカウントの作成・設定に入っていきます。
- Instagram/X(旧ツイッター)/Facebookアカウントの作成・設定
- Facebookページへチームを招待
- 各SNSアカウントのアイコン・ヘッダー画像作成
- 各SNSアカウントのプロフィール文章作成
この時点で、配信ルールや計画表も確定しました。
【6】コンテンツ制作
投稿内容のライティング・フィード用画像制作を行いました。
SNSの中でもInstagramを注視しているというペルソナを設定していたため、文章よりも画像に力を入れ、ペルソナにメリットある、エンゲージメントの高い投稿内容を意識しました。
また、初回投稿は会社(アカウント)の顔としても見られやすいため、それを視野に入れた上での、ペルソナへの問題定義やアカウントのあり方を示す内容を考え、アウトプットしました。
【7】運用管理
チーム内で合意が取れたら、業界配信測定値やペルソナより配信日時を決定し、配信。
配信後はエンゲージメントを高めるため
- ストーリーズ投稿
- ペルソナフォロー10人・いいね周り(各SNS)
を行いました。