2017年のアプリ甲子園に提出した作品、1次審査突破。
よくあるTODOアプリは、何時何分に通知をするという ”いつ” に注目した設計です。しかし、生活をしていく上で「会社についたら〇〇をやる予定」や、「家に帰ったらお風呂のスイッチを押す」など ”いつ” ではなく ”どこ” が重要になることが多々あります。
また、到着時刻に目安をつけて登録しても、常にその時間通りにつくとは限りません。ときには大幅に遅刻してしまい、設定時刻通りに出た通知を消してしまったために何をする予定だったか忘れてしまった、なんてこともあることでしょう。
そんな ”どこ” が重要になるTODOに特化したTODO管理アプリがLATEです。
従来通りの時間による通知はもちろんのこと、座標・住所を登録し、その場所を中心に半径約百メートル以内に入ると登録したTODOが通知されるといった機能を持っています。また、時刻と場所を同時に登録し、指定した時間に指定した場所にいた場合にのみ通知をすることが可能です。これにより、「毎週火曜日に行くジムに到着した際に〇〇をする」といった通知が可能になります。
このアプリは元々、「学校についたら先生にプリントを出す」や「家に帰ったら〇〇をする」ということをすぐに忘れてしまって何度も痛い目にあった自分の経験を基に作成しました。製作期間は約5ヶ月と個人開発としてはかなり長い時間をかけて制作しました。そのこともあり、普段の開発では触れることのない一歩踏み込んだ世界に触れることができました。
また、本アプリケーションの作成を通じて、英語のほうが情報量が多いということや、プログラミングは闇深いといったごくごく当り前のことから、コード内での命名の大切さや、適切にクラス分けをすることがどれほど大切かということを身を持って経験しました。
上記のことや初のコンテスト出場が重なり、自分にとっては忘れられない貴重な開発経験となっています。