【架空】国産ワインのパッケージデザイン

OVERVIEW

目黒クリエイターズアカデミーでの課題。自分で架空の店舗を仮想してワインのエチケット及び箱のパッケージを作成。

YEAR 2022

✳︎ 目次

  • 目的とルール
  • 想定と依頼内容
  • ベンチマークと戦略
  • ポイント
  • 完成イメージ

【制作期間】3日(考案・情報収集:1日 / 制作期間:2日)実質作業時間10時間
【使用ツール】Photoshop / Illustrator

✳︎ 目的とルール

自分で架空の店舗を仮想して商品パッケージを作成

✳︎ 想定と依頼内容

輸出用ワインのパッケージデザイン(箱、エチケット)

✳︎ベンチマークと戦略

 日本ワインの四大生産地の一つである山形県上山市。古くからぶどう作りが盛んな街で近年、地ワインの生産に力を入れている。そんな地方都市でワインを生産して販売していく上でどのような戦略が必要になるかを考えデザインに反映していきます。

まず、酒類は法律があるためその部分を遵守しなければいけません。日本ワインの場合、「日本ワインの表示」「産地の表示」「ぶどうの品種名の表示」「ぶどうの収穫年の表示」の4点を謳うことができるため取り入れます。(条件クリアの前提)

戦略としては国外への輸出をワインを想定したエチケットと箱を作成します。海外をターゲットにする理由は大きく3つあります。

一つ目は、輸出用の酒類には酒税がかからないこと。ワイナリーとして税金を多く払わないことに越したことはありません。二つ目は、国内マーケットのワイン需要が高くないと想定されること。国内におけるワインの消費量は全体の10%以下と言われ、諸外国と比較すると極めて低い割合でマーケットとしては鈍い。三つ目は、日本ワインの評価が上がっていること。ワインは飲むだけでなく資産としても注目される商材であり世界の多くの方の目に触れ味わってもらいブランドを確立していくことが将来的な利益につながると考えている。

上記、3つの戦略的背景を意識しつつデザインの制作に取り組みました。

✳︎ ポイント

コンセプトは "伝統的な日本ワイン" です。

以前、フランスワインのエチケットを見たときに何かの宮殿のイラストが描かれていてフランスっぽいワインだなーとしみじみ感じた経験がある。日本らしさはなんだろうと考えたときに「城」と「桜」だと思いデザインに反映した。上山市の中心にある上山城と桜の写真をトレースしてイラストに化。テキストは表示ルールに従った最小限の量にして、海外の小売店や消費者をターゲットとしているのですべて英語で表記。

✳︎ 箱の案4種類