【自主制作】知育おもちゃのレンタルサービス 会員向けメールマガジンバナー
架空の知育おもちゃレンタルサービスの会員向けメールマガジンに掲載するバナーを制作しました。
制作時間:約3時間
制作期間:1日
制作範囲:情報設計・ビジュアルデザイン
使用ツール:llustrator
①成果物
②案件定義
下記要件をクライアントよりいただいたという想定で制作に取り組みました。
●クライアント
株式会社TOYJOY
●案件内容
2022年2月末に配信される
『TOYJOY!』会員向けメールマガジンの2月号に掲載するバナーの制作
●案件目的
季節に合わせて子育て世代の興味関心を引くメルマガにしたい
●掲載場所
『TOYJOY!』会員向けメールマガジンのトップ
●ターゲット
20代後半〜40代の子育て中の親
●イメージの方向性
「もうすぐ春」「親子」を想起させるデザイン
(メルマガの内容は入園準備体験談、新しい取り扱い玩具の紹介)
●伝えたい情報
・2022年2月のおしらせであることが伝わる文言(英文表記可)
●提供情報
・『TOYJOY』ロゴ(ロゴの使用は任意)
・フリー素材使用可(無料のもののみOK)
・登録会員数は1万人、メルマガの開封率は8割を超えている
③情報設計
●事業内容の深掘り
・知育玩具の月額レンタルサービス(月3,000円〜)
・遊びと学びを掛け合わせたおもちゃを子供の成長に合わせ
独自の知見の元カスタマイズしてくれる
・毎月違うおもちゃが5つ専用箱に入って届く
・返送は専用箱に入れて行うだけでよく楽ちん
・汚れたり紛失しても追加料金発生せず返送できる
●ペルソナを取り巻く社会状況の深掘り
・多様化する家族構成
・共働き世帯の増加
・リモートワークの増加
・コロナ蔓延防止策による保育園の閉園が相次ぐ
・自粛モードが長期化
・育児に興味関心を持つ男親が増加傾向
●ユーザーストーリーを設定
自粛ムードと2月の寒さも相まって、小さな子供の体力を家庭内で持て余しがち、
教育を与えたいと思いながら外出には抵抗があるというジレンマを抱えた
共働き世帯やひとり親世帯の親が『TOYJOY!』のサービスを重宝し利用している。
また来月も利用したいと考えている時にメルマガが届き開封するに至る。
④ビジュアルデザイン
●情報構成
『TOYJOY!』のメルマガであることが一番に伝わるようロゴを中央に大きく配置。
サービスロゴの楽しげなデザインも相まって、おもちゃの提供サービスである
"らしさ"も表現できると判断し配置しました。
また、右から左へ人々が歩く構成にすることで楽しげで
動きを感じるデザインに仕上げました。
●カラー
寒色と暖色を織り交ぜた配色にし、
おもちゃの提供サービスらしい楽しげで親しみやすいイメージに仕上げました。
また要望である「もうすぐ春」を想起させるために
冬をライトブルー、春をライトグリーンと定義し、
その中間に位置する色を立春というイメージで背景に配色しました。
●フォント
サービスロゴを引き立てるゴシック系フォントを使用。
ロゴ>その他文言のヒエラルキーになるように文字の大きさを控えめに調整。
●あしらい
多種の色を既に使用しているので、にぎやかになりすぎないよう線や丸のシンプルなあしらいを施しで情報にメリハリをつけました。
●イラスト
クライアントの要望である「もうすぐ春」「親子」を想起させるデザインとして
親子に見える人々がお出かけしているイラストを選定し使用しました。
寒い冬から少し暖かくなってお出かけが増える光景は
「もうすぐ春だなぁ」と気づきを得られる光景だと思います。
また、イラストに輪郭線がないものを選び、
男女共に親しみの持てるデザインになるよう意識して制作しました。
⑤努力したポイント
●どのような人がどののような背景の中で利用しているサービスなのか考察
いくらクライアントの要望を汲んだデザインをしていても、
ユーザーが違和感を感じるようなデザインになってしまわないように
どんなニーズを持った人に見てもらうためのデザインなのか考察し
その人たちにとって良いイメージの増幅につながるかどうか意識しながら
デザインに取り掛かるようにしています。
●メルマガの内容とリンクできるデザイン
メルマガのトップバナーでメルマガの内容にも興味を持っていただけるように
メルマガの内容にリンクしたモチーフや配色を使うことを心がけました。
⑥制作を通して学んだこと
●抽象的な要望に応える難しさ
2月といえば大寒と言われるほど寒い時期。それに
「もうすぐ春」というイメージをどう盛り込むか試行錯誤しました。
背景色で表現するだけでなく、雪や花など、
具体的な事象をあしらいとして盛り込んだほうが伝わりやすかったかなと反省しました。
●イラスト選定に時間がかかりすぎた
制作にかかった時間の約半分をイラストの選定に費やしてしまいました。
普段から気になるフリー素材のイラストレーターさんをSNSやストックサイトで
チェックしておくことや、自身で描けるようになっておくことが
必要だなと痛感しました。