【クライアント課題】 猪バル ボタン Webサイト制作
実際のクライアントとのヒアリングからサーバーアップまでを行い、web制作の一連のワークフローを経験しました。 ■制作期間:1.5ヶ月
▷サイト制作の経緯
職業訓練校のクライアントワーク課題を受けて、友人が店長をしていた猪バルのwebページを担当させて頂けることになりました。PRメディアとして当時公式のwebページはなく、ぐるナビ等の飲食店サービスへの登録のみという状況でした。
▷サイトの目的、目標
- 店舗情報の周知
- 顧客からの信頼性向上
- 新規顧客の獲得
▷ターゲット
常連さんへの店舗情報の周知と加え、若年層の新規顧客を得たいとのことでしたので、以下のようにターゲットを設定しました。
- 仕事が安定し、自立している20代〜40代の男女。
- 神宮丸田町駅周辺在住。
▷課題抽出
- 食用肉の中で牛, 豚と比べ、猪肉の圧倒的な知名度不足。
- 一般的に高価なイメージがある。
- 「畑が荒らされた」「山から降りてきた猪が暴れている」等のNEWSが多く、ネガティブなイメージがついてしまっている。
▷コンセプト設計
猪肉をもっと身近に感じてもらうことで上記のような近寄り難いイメージを払拭できるようなコンセプトが必要と考えました。そこでクライアントである店長さんと何度も話し合い、店長さんの持っている店への想いと課題をすり合わせながら以下のコンセプトを考えました。
「イノシシをカジュアルに、楽しむ」
猪は気合を入れて食べに行くものではなく、「仕事帰りやお休みの日にフラッと楽しむくらいのカジュアルさを持って食事を楽しんでもらいたい」という店長の想いをデザインコンセプトにも繋げれば、そのまま課題に対する解決法になるのではと思い、このコンセプトにしました。
▷ラフ・カンプ
上記コンセプトをユーザに伝えるために、デザインはポップで明るく、猪がマスコットとなるような親しみやすいテーマでラフ・カンプを作成しました。
実はヒアリング冒頭で店長さんから「シンプルで落ち着いたデザインにして欲しい」と言われていたので、シンプルなデザイン案と、正反対のポップさを打ち出したデザイン案の両方をプレゼンしました。プレゼンは課題解決・コンセプトを考慮した上での私の思考経緯を説明し、最終的にポップ寄りデザインで承認頂けました。
▷デザイン(PC用)
- FV
店舗外観と店長おすすめメニューをヒーローイメージとして設定し、飲食店のwebページであることが一目でわかるようにしました。
- CONCEPT
背景に猪とワイングラスのあしらいと、ワインレッド色を置くことで、大人らしい雰囲気に仕上げました。また2カラム構成にしコンテンツ同士の整列・近接を意識しました。
文章を読んでもらいたいセクションなので、行間、カーニング、文字サイズに拘りました。
- MENU
頭に店長おすすめメニューをカルーセルで表示させることで、サイトが単調にならないよう動きをつけました。
- INFORMATION
店舗の基本情報を如何にわかりやすく、また綺麗に整列させるかに非常に苦労しました。"OPEN", "PARKING"などの小見出しと情報にジャンプ率をとることで、見た目のコントラストを図りました。
- ACCESS
Google mapの使い方が分からない方向けに手描き地図と両方を記載しました。目印となる建物は手描き地図の方が分かりやすいので、google mapをサブとしました。
▷デザイン(スマートフォン用)
その日行く居酒屋を探す場合はスマホを使用することが圧倒的に多く、店舗の営業時間や地図などの基本情報が最も見られます。一方で店のコンセプトやメニューは見たいユーザだけが見れるようにしておけば良いと考えました。
そこでスマートフォン用サイトでは、TOPページに基本情報・アクセス情報を記載し、コンセプトとメニューはそれぞれ別ページを用意しました。これにより訪れたユーザが真っ先に欲しい情報が閲覧できるようになっています。