【課題】LP制作（架空企業の採用サイト）

①クライアント情報・要件定義

｜クライアント情報

クライアント名：TSUTSUMU株式会社

ベビー用品をメインとし、ママの育児をサポートするコミュニティ事業や家族みんなが幸せになるフォトブック事業などを展開している。軸はベビー用品だが、今後ママ・パパ、家族向けのサービスも展開していく予定をしている。

｜要件定義

⚪︎目的

LPを通してエントリーをしてもらうこと

⚪︎ターゲット

・転職希望の方

・報酬面よりもTSUTSUMUが作っていきたい世界に強く共感してくださる方

・各職種において全くの未経験よりは経験を重視したいが、それよりもカルチャー

フィットしている人がターゲット

⚪︎トンマナ

今回は明確なブランドトンマナが決まっていない状態を想定し、こちらからトンマナを提案する形式となっています。

②制作物

| PC・SPデザインカンプ

③工夫したこと

| 採用側の想いを丁寧に言語化し、サイト全体のコンセプトと世界観を構築

クライアント側から「企業へのカルチャーフィットができる人を重視して採用したい」とのリクエストをいただいていたので、最初に「TSUTSUMUのカルチャーとはどういうもので、そこにフィットする人はどんな人なのか」を深掘りしました。

その結果、「家族などの身の回りの人を大切に温かい想いを持っている人」がTSUTSUMUのカルチャーに合う人ではないかと言語化し、コンセプトとメインペルソナを設定しました。

コンセプトとペルソナを元に、サイトの軸となるコピーライトとムードボードを作成し、サイト全体の世界観と構築していきました。コンセプトをもとに、ユーザーストーリーやスタイルガイドを作成したのち、サイト制作に臨みました。

丁寧にコンセプトを構築することでTSUTSUMUのカルチャーをブレずに伝えるサイトを作ることができたのではないかと思います。

| カルチャーが伝わるデザインとライティング

今回の課題の一番重要な点は、「どのようにサイトからTSUTSUMUのカルチャーを感じてもらえるのか？」という点でした。

コンセプトやメインペルソナと検討したところ、TSUTSUMUのカルチャーを体現しているのは「働き方」の部分ではないか？と推測し、パパやママでも働きやすい環境であることをアピールできるデザインを設計しました。

また、働きやすい制度が導入されているだけで実際には使われていないように見えることを考え、TSUTSUMUが働き方を導入している背景やポリシーを丁寧に記載しました。

企業アクションの背景にどういう思いや思想があるのか。それを示すことで、TSUTSUMUのカルチャーをより体現できるよう心がけました。

④課題を通して学んだこと

| 丁寧なコンセプト設計がその後の作業をスムーズにする

サイト制作を行う際、最初にコンセプトの言語化と世界観の方向性を明確に定めることで、ワイヤーフレーム設計やデザインなど、後の過程がとてもスムーズに進むことを学びました。

コンセプトが明確になることで情報の優先順位や強調したい部分などが明確になるため、判断する時間も短縮されブレずに工程を進めることができます。最初の土台作りがサイト制作を進める上で非常に重要であると考えています。

| 実装を考慮したデザインや構成

今回初めてコンセプト設計から実装までを一気通貫で経験したことで、各工程でどこに時間がかかるのかを概ね掴むことができました。今後チームで制作を行う際も、次の工程を想像しやすくなることでスムーズに業務の受け渡しやコミュニケーションができるのではないかと思います。