3Dプリンタやレーザーカッター,CNCルータなどのディジタルデータに基づいたモノづくりが可能であるファブリケーションツールが普及しつつある. また,これらのツールが置かれている公共の場や,データを共有するウェブサービスの整備も進んでいる.一方で,複雑なものを作るには未だに人の手による組み立てが必要である. そのため,製造者は組み立てを必要とするモノを共有する場合,途中で手を止めながらドキュメントを書く必要がある.しかし,このドキュメントは製造者によって途中の工程が間引かれ,必要最小限の説明で共有されることが多い. そのため,モノを再現するユーザは組み立てる工程を詳しく知りたい箇所の説明がない場合,自分で補完する必要がある.なので,モノの再現率や組み立ての作業効率が下がってしまう. そこで本研究では,組み立てる工程を細分化し,自動的に記録した木構造状の設計図であるAssemble Treeを試作した