「アミッドスクリーン」という技術とプロジェクターを用いて、テクノポップユニット「Perfume」の振付コピー公演を開催しました。開催にあたっては、著作権法第38条1項を根拠とし音源を使用させていただいております。
アミッドスクリーンについては「アミッドスクリーン研究室( http://textalk.moe-nifty.com/ )」を参考に、映写部分が幅約2m × 高さ約2mとなる大きめのスクリーンを2台製作し、投影する映像はAdobe After Effectsを用いて制作しました。なお、前述の「アミッド研」ではスクリーンの背後から反転した映像を投影していらっしゃいますが、今回はスクリーンの正面から反転していない映像を投影しました。
このとき、アミッドスクリーンに投影した映像がそれを通り抜け、舞台の背景に大きく映ったことは予想外でした。公演の数週間前にテストを行った際に発覚したことですが、それ以降は壁に大きく映ることを意識した映像制作にテイストを転換しています。
また、今回は会場に本来備え付けられている、講義や学内行事のためのプロジェクターに加え、それとは別に2台、アミッドスクリーンに投影するためのプロジェクターを用意しました。アミッドスクリーンに投影する映像は2台で共通のものを使用しましたが、合計で2つの映像を同時に流す必要がありました。
そのため、公演中に映像を切り替えるということは困難だと判断し、「客入れ用の映像から、本編、さらに客出しの映像まですべてを1本にまとめ、それを2本用意し開場時に同時に再生を開始する」という手法を取りました。
図:機材配置
映像は、すべてAdobe After Effects(制作した個別の映像の統合など一部作業にAdobe Premiere Pro)を用いて制作しました。客入れ・客出しを含め全体で約1時間半(本編部分 約50分)にもおよぶ映像を制作するのはなかなか大変でしたし、映像のテイストの傾向が偏ってしまったという反省はありますが、まずはそれだけの長さのモーショングラフィックスを制作できたということに達成感を感じています。
また本公演にあたっては、踊りを分担して担当してくれた出演者をはじめ、舞台裏でも多くの方々に支えていただきました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。というか、みんなありがとう。
Setlist
01: The Opening
02: レーザービーム (Album-mix)
03: GLITTER -Screen 2022 ver.- ※ 本家ライブと同サイズ,音源違い
04: Butterfly -Screen 2022 ver. - ※ 2サビ後 後奏で終了
05: ポリゴンウェイヴ (Original Mix)
06: Dream Fighter
07: Time Warp
08: FLASH
09: VOICE
10: 未来のミュージアム
MC
11: TOKYO GIRL