【実務】pal system トップページ運用ディレクター
宅配生協の「パルシステム」で、約2年間運用ディレクターをしておりました。その業務をまとめております。
2018年~2020年 パルシステム運用ディレクター
ページの仕様
ログイン後に見られるページ。毎週更新され、各曜日(配達日を曜日で分けている)になると自動でページが切り替わる。
更新頻度:週次
コンテンツ:各ボトムページへのリンク、外部ページへのリンク
機能:コース別の出し分け、商品検索、タブ切り替え、カート
スケジュール
1週間のうちに、2週分のページ制作を同時進行しておりました。年末年始やゴールデンウィークなどの、公休前はまとめて進行することもありました。
1ページの制作期間:2週間
編成
クライアント(親会社 パルシステム連合会)
編集(編プロが業務委託で参画)
制作(自社or外注) ★私は自社のディレクターでした
担当業務
①トップページ進行管理
各ボトムページを担当するクライアント側・編成側と連携をとりながら、リンクするためのバナー制作やキャッチコピーの進行管理
②チラシ連携
チラシのみの訴求(Webページ無)でトップページにも訴求したいという要望が度々あり、その場合は担当地域の生協職員と連携をとりながら素材を集めて構成し、デザイナーへインプットと進行管理を行いました
③カテゴリ変更
カテゴリが変わるとトップに影響があるので、クライアント側のSEと連携を取りながらトップ制作とは別途スケジュールをひき進行管理・リリースまで担当
④ページ改修
約半年に一度ページの構成を考え直す委員会が発足し、クライアント・編集・制作の担当が集まって改修業務を行います。私もトップページの制作側担当として参画しておりました。改修が決まったら、更新日に合わせて適用するために運用スケジュールと改修スケジュールを統合してコーダーアサイン・改修を進めました。
実績
①運用改善
更新ディレクションでは何週間か先までのページを平行に制作していくため、関係各所との連携や正確な情報の把握が必要ですが、入社当初は環境がなかなか整っておらず、リリース後に、バナー掲載の商品が違う、テキストでの説明が間違っている等の事故が多発しておりました。
理由としては、ディレクターの情報整備の甘さや内部共有が徹底されず、作業者であるデザイナー任せになっていたことが挙げられます。
そこで私は企画担当者、編集者への確認を常に複数人に行い、特に確認が必要な個所を明確にして校正出しを行う等最新情報の把握に努めてまいりました。また、デザイナーへも最新情報を共有して制作上の祖語がないような環境を作っていきました。
このように運用体制を見直して情報の明瞭化を進めたところ、担当領域において事故0件を守ってまいりました。
②バナー クリック率アップ
トップとは別ページですが、ヘッダーエリアのバナーのクリック率をアップさせました。
そのバナーは人気コンテンツへの遷移バナーだったのですが、今までは白地に赤文字のバナーというデザインで、該当ページでのクリック率はいまいちでした。
そこで私は、色を反転させて目立たせるようにしました。変更する際は、クライアント側や制作側に事前に共有して納得いただいてから制作に入ったのでスムーズに作業ができ、バナーを集計した際にはそれまでの約7倍クリック率があがり導線確保に貢献いたしました。