1. 概要
使用ソフト:Houdini、After Effects
作成期間 :2020/8-10
制作時間 :およそ100時間
2. 連続写真
3. 制作にあたってのポイント
- 空中での戦闘シーンなどで使用されることを想定してリファレンスを収集し制作。
- Materialに関して、Houdini標準のToon Shader Materialでは撮影処理を行っても煙の奥行きと流れが表現しきれなかったため、Material Builderにて自作したものを使用。
- 燃焼部(中心部の特に赤くなっている部分)にも自作したMaterialをアサインし、本体の煙とは別にレンダリングしたのち、After Effectsでコンポジット。
- 爆発エフェクト以外は背景の空も含めて、すべてAfter Effects内で制作。左から右へつけパンのカメラワークを使用し、シーンを構築。
4. POP ReplicateとPOP DragでParticleを制御
今回はParticleに煙の形をしたGeomtryをCopy to Pointsでアサインする形で制作。爆発時の衝撃と煙の動きの表現が肝心となると考え、単純にParticleを同じ速度で生成して動かすのではなく、中心部から急激に加速し、その後中心部から離れるにつれて減速する様にParticleを制御した。
中心部から放出されたParticleが一定の距離に至った時点で衝突判定によってPOP Replicateで複製し、複製されたParticleのVelocityを倍加することで急激な加速を表現した。また、POP Dragによって中心部から離れれば離れるほどAir Resistanceの値が大きくなる様に設定し、煙の減速を表現した。
赤色のものが衝突判定の起こったParticleで、黄色のものが複製されたParticle。Velocityの値が倍加されているので、黄色のParticleの方が赤色のものよりも中心部から遠くに位置している。
5. ブレークダウン
a) ポリゴン素材
b) 自作マテリアルをアサイン
c) 撮影処理①
d) 撮影処理②