英語版製品カタログということでまず取り組んだのは、製品スペック文挿入箇所のレイアウトをいかに読みやすくすっきりとレイアウトできるかでした。
日本語に比べて英語は同じ意味の文章でも、日本語より圧倒的に文章が長くなるため、
ただ英語に置き換えるだけではスペースが足りずにキツキツに見えてしまいます。
カタログを通してそのスペースを確保し、統一感のあるレイアウトに微調整しました。
上の画像は日本語版と英語版の比較です。
日本語より英語の文章があきらかに長くなっているのが分かると思います。
Japan Designというコンセプトページでは、象徴的な日本語をあえて残したままにしています。「日本製」というのはグローバル的にも信頼度が高いので販促的な意味合いもこめて意識的に漢字を使用しました。
わざわざ言うことでもありませんが、製品それぞれコンセプトが違うので、各コンセプトページで色合いやフォントなど微妙にテイストを変えています。
冒頭でも説明した通り、「言語によって文章の長さが違う」しかし「レイアウト等はできるだけ日本語版と整合性ととりたい」この部分の落とし所にうまく導いていくのには少し苦労しました。そういった面で、大変いい経験になったプロジェクトでした。