【サンプル記事】元WEBライターが教える文章を書く上で大切なたった1つのこと


[リード文]

プロフィールページにも書きましたが、一時期在宅のWEBライターで生計を立てていました。

収入は都内近郊で余裕をもって一人暮らしができる程度。

そして元WEBライターといえど出版社でバリバリ働いていた、というわけではないため「むしろお前の日本語のほうがおかしいよ」という箇所がありましたら、ご指摘いただければうれしいです…!


[見出し]在宅ライター時代の仕事

主力の収入源の仕事は2つ。

1.記事の執筆

2.ほかのライターさんが書いた記事のクオリティチェック

特に「記事のクオリティチェック」の報酬がかなりよく、安定した収入を得ていました。

今回はこの経験を活かし、初心者WEBライターさんに向けて、文章を書く上で大切なたった1つのことをお伝えしたいと思います。


[見出し]クオリティチェックの仕事内容

記事のクオリティチェックの仕事は大まかに言うと、

・表記ルールに則っているか

・違和感のある日本語ではないか

の2点をチェックするものです。

1は、たとえば「英数字は必ず半角で」「『◯ヶ月』ではなく『◯カ月』表記で」など、メディア側が設定した表記ルールに沿った文章になっているかをチェック。

今回は2の「違和感のある日本語ではないか」について、私が実際にチェックをしていて多くのライターさんが陥っていた文章の書き方をご紹介します。


[見出し]初心者ライターさんがつい作成してしまいがちな文章

[小見出し]同じ語尾を連続して使用する

経験則による圧倒的な「指摘率No.1」を誇ったのは「同じ語尾を連続して使用する」ということ。

具体例を挙げると以下のような文章のことです。


悪い例

◯◯店では、脂っこい中華料理と相性バツグンのスイーツが人気です。

その人気の秘密は、あっさりとした口当たりです。

このスイーツを食べるために、わざわざ地方から上京される方もいます。

今回は女性を虜にして離さない、スイーツの秘密に迫ります。


「ですます調」でびっしりとしめられており、正直「小学生の作文かな?」と思ってしまいますが、このような文章を書かれるライターさんが非常に多い。

そのたびに「同じ語尾を連続して使用せずに、体言止めを利用してバリエーションを持たせてください」とフィードバック。


そうすると、およそ70%ぐらいの方が以下のように修正されます。


修正された例

脂っこい中華料理と相性バツグンのスイーツが人気です。

人気の秘密はそのあっさりとした口当たりですね。

このスイーツを食べるために、わざわざ地方から上京される方もいますよ。

今回は女性を虜にして離さない、スイーツの秘密に迫ります。


「一文字足して急に同意を求める文章」の完成。

確かに「同じ語尾は連続していない」けれども…!


[見出し]文章のクオリティをアップさせるコツ

[小見出し]体言止めを適度に使用する

私のほうで上記の例文を書き換えてみます。


◯◯店では、脂っこい中華料理と相性バツグンのスイーツが人気。

その人気の秘密は、あっさりとした口当たり。

このスイーツを食べるために、わざわざ地方から上京される方も。

今回は女性を虜にして離さない、スイーツの秘密に迫ります。


ポイントは「体言止めを適度に使用する」ということ。無理に「~です。」「~ます。」でしめる必要はありません。


まずは自分が書いた文章を読み返して「ですですますます!」になっていないか、確認しましょう。声に出しながら読み上げると気づきやすいです。


副業でWEBライターとして収入を得ているけど、いつも修正されて心折れそう…という方は、ぜひ語尾を気に留めてみてください。