【課題】フライヤーデザイン(架空美容室GRAND OPEN)
SHElikes MULTI CREATOR PROJECTの課題で、フライヤー制作に取り組みました。架空クライアントの要件書をもとに、コンセプト設計からワイヤーフレーム、デザイン制作までを実施しました。(制作期間:1週間)
①クライアント情報・要件定義
|クライアント情報
クライアント名:SHE Tokyo
銀座に拠点を構える、骨格理論に基づいたスタイル提案が売りの美容室。一人ひとりの骨格や髪質に合わせて最大限似合うようにカスタマイズし仕上げることを得意としている。スタイリストは皆モデル御用達の有名店で腕を磨いた実力派。
|要件定義
⚪︎目的
オープン/キャンペーンの告知をすることで新規会員を大きく獲得すること。
サロンの認知を得ること。
⚪︎ターゲット
・少し高めの料金設定であっても確かな腕のスタイリストに担当してもらいたい、ヘアスタイルにこだわりのある方。
②制作物
|フライヤー(A5サイズ両面)
③工夫したこと
|「骨格診断に基づいたスタイル提案」をよりイメージできるコピーライト
ワイヤーフレームと発注書をいただいた際、「骨格診断に基づいたスタイル提案が特徴」とあり、それが店舗としても売りにしていきたいことなのだと理解しました。とはいえ、その文言のままだとお客様にとってどういうメリットがあり、どういう姿になれるのかはイメージしにくいのではないかと考えました。
「骨格診断に基づいたスタイル提案」を言い換えると、「その人に合わせたスタイル=美しさを作ることができる」という意味なのではないかと考え、メインビジュアルに「あなただけの美しさを引き出す」というコピーを挿入しました。
クライアントが前面に押し出したい特徴をお客様に翻訳してお伝えすることで、ターゲットが情報を間違えずに受け取り来店されることを狙っています。
|コンセプトに合わせたメインビジュアルとコピーライト
クライアントがその人の骨格に合わせたスタイル提案が得意であるとのことを踏まえ、その人のスタイルがよく合わられるショートカットの女性をメインビジュアルに採用しました。採用した写真のオリジナルはライトが強調され、少しPOPな印象のもので、クライアントの落ち着いた印象とはギャップがあったため、色を補正しました。
ライト部分をできるだけ落ち着いた色に補正することで、クライアントの世界観である「シック」「上質さ」を演出しつつ、上質なカットができる印象を目指しました。
④課題を通して学んだこと
| 序盤のプロトタイプから印刷し修正する重要性
今回初めて紙媒体での制作物に取り組んだため、グラフィック制作過程でのフォントの適切なサイズやバランスの取り方に非常に苦戦し、WEB制作物との違いを痛感しました。紙媒体でのカラーやサイズ感を得るために、制作過程で完成度が低いプロトタイプでも何度も印刷し確認することを意識しました。
WEB媒体とは違うものだからこそ、序盤から実際のサイズで確認し修正していくことで大きな修正を発生させずスムーズに進めることができることを学びました。
| 余白の取り方で情報のまとまりと強弱をつくる
WEBサイトなどのWEB媒体に比べ、紙媒体は小さいサイズに多くの情報を入れることが求められます。ユーザーに混乱させず情報を受け取ってもらうためには、情報のまとまりを余白できちんと伝えることが重要だと学びました。
その上で、フォントのサイズやウェイトで強弱をつけて情報の優先順位を示すことで、情報が多いフライヤーでもストレスを極力かけず見てもらうことができるのではないかと思っています。