Aizu IoT Pizza
珪藻土レンガ+Raspberry Pi 3で作られたピザ窯。 珪藻土の尋常じゃない断熱性能のおかげで最高庫内温度は900℃に達する。 結果、2, 3分に1枚のペースでミニピザを焼きあげる窯が生まれた。 それの出店がAizu IoT Pizza。名に反し、IoT成分はほぼない。
「ピザ、無限に食べたいよね」という動機かどうかは知らないが、ともかく会津大学でピザ窯づくりのハッカソンが開かれたのがすべての始まり。
秘密結社OpenforceのDELive mk2 Type Cの作り方を総統閣下のご指導を賜りながらピザ窯を作り、ピザ窯1台が完成。
ピザも参加者の方が手作りしたピザ玉に、トマト、バジル、チーズといった定番の具材を載せた他にも、地物野菜の立川ごんぼ、かおり枝豆、じゅうねん味噌など他では絶対に食べられない贅沢な具材を乗せて焼くこともできた。
高い温度のおかげでピザが非常にテンポよく焼けた、そんな美味しいハッカソンだった。
2台めが完成したのは、1ヶ月後、南会津で行われたRuby on Railsハッカソンの最中である。RoRハッカソンと並行して、ピザ窯作りが行われ、参加者全員が腹が空いた時にピザを好きに作って好きに焼いて好きに食べると言った無限ピザのならではの楽しさが詰まったハッカソンだった。
以降、何度かハンズオンという形式でピザ窯の運用を何度か行い、いつしか「これを学祭に出店したい」という思うが強くなってきた。
しかし、この頃のハンズオンで焼いていたピザは既成品のミニピザ。
金は取れてもオリジナリティが無くて、出店するには面白くない。
どんなピザだと美味しいか仲間と試行錯誤して出来たのがカバー写真のAizu IoT Pizzaである。極薄の生地の上にトマトソースを塗りチーズを乗せ、ジューシーなスモークチキン、フレッシュなサニーレタス、オニオンを挟んだ。
このオリジナルピザを学祭の1ヶ月前に開かれた「空き家てらす」にて初出店。
不安が大きかったものの、いざ出店してみるとお客様からは「美味い」と大好評だった。
結果、用意したピザは完売した。
これなら行けると、学祭でも同様に販売し、予定よりも速いペースで売れ、完売となった。
今年もまた、販売してくれることを期待しつつ投稿。