Unreal EngineでVRM4Uプラグインを導入してゲームを作ってみたお話

というわけで今回はUnreal Engineであるプラグインを導入してゲームを作ってみたお話です(以下Unreal EngineをUEと表記している場合があります)

と言っても学校の課題でゲームを作り、機能の追加としてプラグインを導入したという形になります


開発環境:Unreal Engine 4.26

導入プラグイン:VRM4U


導入したプラグイン

今回導入したプラグインはこれ

VRM4U

というプラグインです


プラグインの配布をしているサイト:https://ruyo.github.io/VRM4U/

ちなみにこのサイトにプラグインの使い方説明とかも載っています

ほんとに感謝


これどういうプラグインなのかというと


UnrealEngineで動作する、VRMファイルのインポーター(サイト引用)


というプラグインです

簡単に言っちゃうとVRMファイルで保存された3DモデルをUnreal Engineに持ってこれるという事です

ちなみにVRChatのモデルを持ってくる説明もあります…すごいなこれ


さらにさらに!

ちょっと機能を変えるとVRM以外の3Dモデルファイルの取り込みもできてしまいます!やばすぎ(神)

取り込めるファイル一覧が乗っているサイトhttps://github.com/assimp/assimp/blob/master/doc/Fileformats.md

もしこのサイトに取り込みたいファイル形式があったらこのプラグインを入れればUE内に導入できる!(と思います)

ちなみにこれを利用して原神の公式が配布している3Dモデルのpmxファイルを使用して技アニメーション再現とかもしたことがあります…動きロボットみたいになっちゃったけど…

その記事はこちらから→作成中


どんなゲームを作ったのか

話がすこーし逸れた気がしますが、どういうゲームを作ったのか紹介していきます


プレイ動画はこちらにあります→https://youtu.be/275_pCrSOYg (約5分の動画です)

一応配布もしています(もし有効期限が切れていたらTwitterDMまでお願いします)

https://24.gigafile.nu/0423-m5e0db27f114430bb313f261d75505b8e

…このゲーム重めです(原神とかが出来るPCならだいじょぶ!たぶん…)


とりあえず開発環境などから


開発環境:Unreal Engine4 Ver4.26

開発期間:約2か月

開発人数:自分だけ



と言っても私には企画力がないので普通の弾を撃って敵を倒すというゲームになってしまいました…


普通に進んで行き、奥にいるボスを倒したらクリアとなるシンプルなゲームです

ただ撃って進むだけだとあれなので相性も作りました

自プレイヤーは弾のタイプを変更して敵に対して相性が良い弾を撃つと早く倒せる!という感じにしました


弾を撃つ以外にも必殺技のようなものも作りました

敵や敵の弾を撃破したり、ダメージを受けるとカウントが減少し、0になると必殺技を打てるようにしました

必殺技も現在の属性の必殺技を使用するという感じにしています


雑魚敵は倒せるものから倒せないものまで作りました

今回は動きなどは全てブループリントで作ったため、構造が少し複雑になってしまいました…


ボスは時間経過で属性を変化させるようにしました

属性変化をすることで、飛ばしてくる弾の属性も変化し、相性も変わるという感じにしました

ただこれも全てブループリントで管理してしまったのでノードの量がとてつもなく多くなってしまいました…(あとforやwhile回せるところはそれで回した方がよかった)


あとはしかけです

ボスの手前でエレベーターで上に上がり、ボス部屋に行くのですが、その上がる途中でなにかいる!という感じのものも作ってみました


また相性を使用したギミックも、炎の動く弾を水の弾で壊して進むというしかけも作りました

対応するものを破壊すると

扉が光って動くという感じにしました


キャラのアニメーションについては今回はグレイマンの動きをそのまま持ってきました

ちょっとアニメーションに関しては時間が無かったので今回はグレイマンの動きを使いました

裏話

その1

実はこのゲーム、課題作りでちょっと失敗してしまい、一度白紙に戻してから作ったゲームです

とりあえずプロトタイプ発表日まではできるようにと急ピッチで作業をしました

その結果、開発開始~プロトタイプ発表日までの3日くらいで

・ボスのプロトタイプ

・相性

・自プレイヤーの弾発射&発射する弾の切り替え

というのを作りました(よく3日で作ったなぁってなってます)

その後、自分ペースで開発を進め、雑魚敵、道中の作成などをしました


その2

今回このプラグインを使用した理由ですが、自分で作った3Dキャラクターをゲームに入れてみようかなぁっと思ったのが理由です

3DキャラクターはVRoidという3Dキャラを制作できるソフトを使用しました

と言っても自分はBoothなどで目、服などの素材を無料で配布しているものを使用して作っただけですけどね…(実は最初は2DのVtuberではなく、VRoidで動画配信をしようと思っていました)

なのでどうせなら作ったものをゲームに入れてみようかな!

これだけの理由です

結果としては初めてUEでプラグインを導入して開発する良い機会になりました


締め

今回は、ただゲームを作るだけでなく、新しい機能を入れて開発をする良い機会になりました(なんか数行前にも同じこと言った気がする)

もし自作3Dキャラを登場させたい!でもUEがファイル対応していなくて取り込めない…そんな時はこのプラグインを導入してみてはどうでしょう?

VRM4U→VRMと書いてありますが、それ以外のファイル(pmxなど)も取り込めるかもしれません!

という感じで締めとさせていただきます

ここまで読んでくれてありがとうございました