【自主制作】(株)BML 女性活躍推進会議 参加職員募集LPデザイン(STUDIO実装)
(株)BML人事部主催の女性活躍推進会議「WWG」の社内認知向上、活動内容発信、参加職員募集を目的に社内用LPを企画・制作致しました。
制作時間:情報設計(約4時間)、デザインコンセプト(約2.5時間)、デザインカンプ(約15時間)、STUDIO構築(約10時間)
制作範囲:情報設計・構成・ライティング・デザイン
使用ツール:Illustrator
①成果物
実際のサイトはこちら
②企画の背景
●WWG概要
(株)BMLは永続的な企業の存続に女性の活躍を推進する動きを経営戦略に盛り込んでいます。その一貫として女性活躍推進会議(以下:WWG)を2021年7月より発足。現役女性社員からアイデアや意見を募り、1時間単位有休制度やビジネスネームの使用可など女性の働きやすい制度の実現をすすめています。
社内でも徐々に認知が進んでいるプロジェクトで、2022年6月に開催された第2回WWGでは、全国各地の拠点から様々な職務に就く女性が参加するまでに至っています。
●WWGの抱える課題
会合の存在をしっており働き方に課題を感じている女性社員の中には「会議に参加してもどうせ何も変わらない」「仕事を抜けてまで参加するものとは考えられない」といったバイアスをもち機会損失をしている社員も散見されます。このような現状から会議参加へ誘導、または会議内容を発信し職員一人一人のキャリアに対する意識改革ができないかと感じました。
上記の現状を改善すべく、WWGの社内用LPを公開し運用する必要性を感じ制作させていただきました。
③要件
●特設サイトの目的
・社内へWWGの存在認知を拡大。
・活動内容に深くマッチする職員のエントリー誘導。
・女性職員のキャリアに対する意識改革。
●トーンアンドマナー
現時点では明確に決まっていないので、WWGの内容とターゲットに刺さるトンマナを自由に提案しました。
④情報設計
●ターゲット
20代中盤〜40代中盤の女性職員。家庭での役割と会社での就業・キャリアアップを両立するのに課題を感じはじめている。(子育て・介護・持病など様々に事情を変化させながら就業している)そんな折、社内会報でWWGの存在を知り活動内容や参加方法を詳しく知りたいと感じている。
●ユーザーストーリー
目的を達成するためにどのような導線が適切かまとめました。
まずは"共感"・"動機付け"のコンテンツを通し、ターゲットの「参加したい!」という意欲を引き出し最短エントリーに誘導しようと思いました。"より深い説明"のコンテンツで理解を深めた後、最終ゴールであるエントリーボタンを押してもらう流れにしています。
⑤ビジュアルデザイン
●「わたしらしく働ける場所はつくれる」というイメージに合うトンマナの設定
「わたしらしく働ける場所はつくれる」というスローガンを仮設定。その元開かれるWWGの快活で女性らしい前向きな印象を出すために、ビビットなピンクを選定しました。若干赤みを持たせることで20代〜40代の広い女性層の目をひきやすい色味にしています。
(株)BBLのブランドカラーであるブルーを組み合わせることで企業として取り組んでいる信頼性と誠実さを表現。ピンクと組み合わせてもバランスの取れるよう明るく柔らかめなのライトブルーに調整をかけています。
ベースにはホワイトを配色し、ブルーとビビットピンクを調和させる役割を持たせました。
和文フォントは視認性が高く落ち着いた印象がある『游ゴシック体』を選びました。信頼感・誠実さを表現できるフォントであり、様々なブラウザで安定して表示されることも好ましいフォントです。
英字フォントはGooglefontが提供する『Viga』を使用しました。視認性とデザイン性が高く活発な印象を持つフォントなので、熱意ある人の集まりであることを表現するのにピッタリと思い採用しました。
●直感的に操作できるUI・実装を意識
①各セクション毎に一定のルールに従って見出しを付け、情報の捉えやすさに配慮しました。
②メインコピー、エントリーボタンなど、直感的に目に留まり目的の行動を促したい箇所は目立つようビビットピンクを配色しています。
③メニューバーとエントリーボタンはスクロールに追従し、いつでもエントリーボタンを押すことができます。
④PC、SP共に縦に長くなりすぎてエンドユーザーが離脱しないようにスライドショーを用いて縦の長さを抑えました。
⑤こだわったポイント
●順を追った情報設計
目的内容から具体的なターゲットをイメージしユーザーストーリーを作ったことで情報設計に説得力が生まれました。
ユーザーストーリーを詳しく設定したため、トンマナを決める際、ターゲットに刺さる世界観のものを導き出すことができたと感じています。目的意識を常に念頭におきつつ色や形を考案する思考力が身についたと感じます。
今後、コーディングにもチャレンジし、より実装を意識したデザインができるよう引き続き学習を進めます。