この展示では、2019年に撮った沖縄の写真を展示しました。
※沖縄の写真につきましてはworkの「沖縄見える化プロジェクト」に詳しく記載しています。
実は沖縄見える化プロジェクトの作品は後日大学内で展示して他の学生たちに活動報告をする予定でした。
しかしスタジオのトラブルがあり、それが叶うことはありませんでした。
沖縄ではプリント環境に限界があり、大きいプリントや紙にこだわることができませんでした。また額もないので全員直張りでした。
沖縄では展示にこだわりきることが難しかったことと、大学内での展示が叶わなかったことがあり、「距離の観察」では沖縄の作品を展示することにしました。
沖縄の作品は「天然の水族館」というコンセプトでまとめていたので、水族館感を出すために黒い額縁を使いました。またガラス板が入っていることにもこだわっています。
初めはOHPフィルムなどにプリントしてライトボックスと組み合わせて、周りを暗くする展示を考えていたのですが、画像がうまくプリントされなかったり、理想の大きさのライトボックスがなく、作ってみたりしましたがうまくいかず、別の展示方法を考えることにしました。
最終的に周りを暗くし、写真にピンポイントで光が行くようにスポットライトをセットしました。
画像右の四枚が私の作品です。
写真だとうまく伝わりませんが、実際はもう少し光がきちんと作品に集まっています。
↑この時は蛍光灯をつけています。
沖縄では額縁に入れて展示することが叶わなかったですが、今回の展示で改めて自分のしたい形での展示ができました。
コロナ禍での展示だったため外部からのお客様は来られなかったですが、学内の多くの学生や教授に見ていただけました。
また、何かしらの形で外への発信もしようということで二日間に分けてオンラインで教授が一人一人の作品の解説と講評をしました。
展示をするか否かで決定までかなり悩みながらの活動でしたが、展示の経験も積め、結果的に学内の人たちに見ていただけたのでよかったと思っています。