DisplayPortのホットプラグの挙動のフラストレーションから開発。
グラボを変えたことを切っ掛けに作ることになった自分の初ハードウェアになった。
家電のケンちゃんで委託販売時にAkibaPCHotline などのニュースサイトで紹介されて、注目された。朝ページが上がって、昼には完売していた。
当初は、もとのアダプタ変換の基板の上に基板を乗せるタイプだった。ご覧の通りコネクタ足の上からワイヤリングしたり、ケースの裏に穴開けたりで、この量産に向かない仕様が長時間首を痛め、頸椎ヘルニア直前まで行った。
この仕様は自分を殺すことになってると思い、中継型と1枚基板の開発を始める。
中継型は、ブラケット干渉(アダプタのDPコネクタの長さが足りなくて奥まで刺さらない)もあり、全部フルスケッチしたいのもあって作り始めた。
SMDのDPレセプタクルで、4層基板を初めて扱うことになる。
差動ペア配線の計算をずっとしてた思い出しかない。
これも4度ほど試作した。全部自分が作った基板で動作すると達成感がある。
しかしパーツ量3倍、パーツ代金5倍で、一気にお金が無くなった。
量産型になった1枚基板のversion.2
基板の長さをギリギリ伸ばしてブラケット干渉を減らした。
チップ品を1608Mから1005Mにするか迷った。また細かくして、また首を痛めないか心配だったので、大きいままで進めた。
DPHPDMAシリーズは、個人や企業の方に購入してもらい、約1年半で600台の生産に至りました。
本当にありがとうございます。