【架空案件】サウナサロン 予約誘導バナー

OVERVIEW

完全個室&予約制のサウナサロン「Hot Riraku」のInstagramキャンペーンバナーを制作。 “周囲を気にせずサウナを楽しみたい”というニーズに応え、男性同士での利用を想定した、熱さとリラックスが共存するデザインに仕上げました。

YEAR 2025

HerTechのCanva自習会で取り組んだ架空案件のバナー制作課題です。

テーマは「サウナサロン」。以下のようなペルソナ・要望に沿って制作しました。


【クライアント】

Hot Riraku


【掲載媒体】

Instagram


【バナーサイズ】

1080px × 1080px


【会社情報】

  • 完全個室完備&完全予約制のサウナサロン
  • 男性・女性の専用エリアがあり、その他カップルやお友達と入れる少人数用個室完備
  • まったりできる休憩スペース・お食事もできるエリアも完備


【ペルソナ】

  • 20代〜40代 男女
  • サウナに行きたいけど他の人の目が気になる
  • 仕事や休日に周りを気にせず疲れを癒したい


【キャンペーン情報】

  • お友達同士(2人)・カップルで専用ページからご予約された方限定の半額キャンペーン!

    その日の利用料をお友達同士orカップルでご予約された方はWeb予約限定で半額キャンペーンを実施。

    ※バナー作成時は「お友達同士」、「カップル」のどちらかのみを対象にしてもOK!


【入れて欲しい内容】

  • インパクトのあるキャッチコピー(お任せします)
  • キャンペーン情報
  • 誘導ボタン(ご予約ページに飛べるボタン)
  • 支給画像は最低一枚は使用して欲しい


【その他の希望】

  • サウナサロンのためリラックスや落ち着き感のある印象のバナーをお願いします。

【デザインのポイント】

  • 「サウナ+友達=最高の癒し!」というキャッチコピーで訴求力アップ
    サウナ時間を“癒し”としてだけでなく、“誰かと一緒に過ごす特別な時間”として魅力づけし、親しみやすさとインパクトを意識しました。


  • 木の温もりを感じる背景でリラックス感を演出
    サウナ室の写真を活かし、視覚的に「落ち着けそう」「癒されそう」と感じてもらえる空間を表現しました。


  • キャンペーン訴求は赤のスタンプ風で目を引くデザインに
    「半額」の文字は赤のスタンプ風にし、視線を集めつつお得感・限定感が伝わるようにしています。


  • 施設の魅力はボタン風デザインで整理し、視認性を確保
    「完全個室」「男女専用フロア」「お食事スペース」などのポイントは、視覚的にわかりやすくなるようボタン風にデザイン。安心感や充実感が伝わるように意識しました。


  • 下部に予約ボタンを配置し、行動導線を明確に
    「ご予約はこちらから」というボタンでWeb予約ページへの導線をしっかり確保。視認性の高い配色で、迷わずクリックしてもらえるようにしています。


【制作時間】

合計:約3時間
初稿は1時間半ほどで制作しましたが、フィードバックをもとにブラッシュアップを行い、細部の調整に時間をかけました。


【意識したこと/工夫した点】

  • キャンペーン対象は「お友達同士またはカップル」でしたが、今回は“男同士の友達”にターゲットを絞り、全体を男性向けのデザインに寄せました。勢いが感じられる色味やフォントで、サウナ好きな男性が思わず目を止めるような雰囲気を意識しています。

  • サウナの「熱さ」や「ホットな癒し感」を視覚的に伝えるために、湯気のモチーフを加えて空気感を演出。キャンペーン情報の“半額”は赤いスタンプ風で大胆に配置し、インパクトを持たせました。

  • 施設の魅力(完全個室、男女専用フロア、食事スペースなど)は、視線の流れを意識しながらアイコン風に並べて整理。情報が一目で伝わるように工夫しました。


【難しかったこと】

  • ターゲットが「男女20代〜40代」と広く、さらにキャンペーン対象が「カップルまたはお友達」と幅広かったため、最初はすべてを詰め込もうとして情報が散らかってしまいました。思い切って“男性同士の友達”に絞るという思考の転換が必要で、それが難しくもあり、大きなポイントにもなりました。

  • キャンペーンの「半額」をどうすれば一番効果的に目立たせられるか迷い、フォント・色・レイアウトを何度も調整しました。

  • サウナの“熱気”や“ホットな空気感”をビジュアルで表現するのが難しく、湯気や色味、背景写真の選び方などを試行錯誤しました。

  • 「男性×サウナ=汗!熱い!漢!」というパワフルな印象と、「クライアントが求めるリラックス・落ち着き」とのバランスをとることが難しく、全体の雰囲気の調整に時間がかかりました。

  • キャンペーンの雰囲気に合った“サウナに入る2人組”のイラスト素材がなかなか見つからず、当初入れたかったイラスト表現を泣く泣く断念することに。素材選び・収集にも苦戦しました。


【気づき・学び】

  • 情報が多いときこそ「誰に一番届けたいか」を明確にすることの大切さを実感しました。ターゲットを絞ったことで、デザイン全体の軸がはっきりし、視認性や訴求力もアップしました。

  • 見せたい要素が複数ある中で、“一番伝えたいこと”を一つに絞り、そこを視線の入り口にする設計が重要だと気づきました。今回は「半額キャンペーン」を軸に、他の情報の優先度を整理することが、デザインの整理にもつながりました。

  • 「熱さ」「癒し」「男性向け」といった一見相反する要素も、色や余白、フォントなど細部を調整することでうまく共存できると感じました。テーマに合った“空気感”をつくる力の大切さを学びました。

  • また、素材選びに苦戦したことから、“最初の段階で使える素材の目処を立てておくこと”や“イラストに頼らず写真や装飾で雰囲気を作る柔軟さ”も今後の制作に活かせると感じました。


情報の取捨選択や雰囲気づくりの難しさに向き合いながらも、「誰にどう届けたいか」を意識することで、軸のあるデザインに仕上がりました。
今後も、見る人の心に自然と届くようなバナー制作を目指して、丁寧に取り組んでいきたいと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました。