日々への葛藤を表現
今回も同じ方からご依頼を受けてヘアメイクをさせていただきました! このように何度も声を掛けていただけることが嬉しく、先へのモチベーションにも繋がるのでこれからもより努力を続けていきます!
今回は日々経過していく時間の中で、自分に対する葛藤や喜怒哀楽、倦怠感などを表現しました。
目元はアーティスティックに、モデルにしっかり溶け込むメイクに仕上げました。
パーツは全て完成しすぎない方がいいと感じました。
眉はモデル自身の形に合わせて整える程度に抑え、リップは目元と同じピンクベースを意識して、あえてワセリンを使って日々のケアを思わせるような艶感を表現しました。
目元の色の決め手は、紫がもつイメージが”不安定”だからでした。
気持ちの浮き沈みは日常に起こるアクションによるもので、気になる人に対する気持ちの変化や、学校や職場での人間関係の悩み、普遍的な毎日への不満など、、
人は心の波に揉まれながら必死で生きています。
そこから悩まし気な、欲求不満にもとれる表情をより効果的に見せる為、ナチュラルメイクではあまり使用されない紫色を使いました。
付け睫毛を使用して目力や横顔の美しさをより引き立てました。
ヘアはストレートアイロンを用いてウェーブを細かくいれ、ボリュームを出して、モデルさんが普段されないヘアスタイルに挑戦していただきました。
シャープな顔立ちにもよく合い、全体のシルエットがバランスよく整えられたと思います。
ー感じたことー
僕は依頼をくださる方とインスタグラムのダイレクトメッセージを介して沢山やり取りをし、イメージの擦り合わせや相手の求めるものの理解を深めるように心がけています。
相手とコミュニケーションをとっていくうちにその人の人柄や好み、拘りなど少しずつ分理解し、よりご依頼された作品の質を上げたいと考える為です。
その先は技術力の話になっていきますが、受けたお仕事は一から最後まで責任をもって、誠意をもって取り組んでいきたいです。
信頼を得るためにまず人間性で答え、自分の腕で正解を見つけられるようにこれからも努力を続けていきたいです。