【UI / UX】Beomil(ビオミル)_サービス紹介
「綺麗な見た目になる」というゴールに対して、「ダイエットが続かない」という課題を解決する「Beomil(ビオミル)」というヘルスケアサービスを制作しました。キャッチコピーは「楽しい毎日で"綺麗な見た目"を取り戻す」です。
【はじめに】
こんにちは!Toshifumiです。私のページに来ていただきありがとうございます!
今回は、私が東京デザインプレックス研究所のUI / UX専攻受講時に、チーム課題で制作したアプリサービスについて紹介します。
【サービス概要】
「Beomil(ビオミル)」は、「楽しい毎日で"綺麗な見た目"を取り戻す」というキャッチコピーのスマートフォンアプリです。
「日常をダイエットで犠牲にしないで楽しみたい」「無理せずダイエットを続けたい」「ちょっとでもいいから綺麗になりたい」と思っている20代後半から30代半ばの女性に向けて制作しました。
”綺麗な見た目”を実現するために、日々の見た目を記録して変化を確認する「見た目記録」、見た目の変化を体重の数値で確認する「体重記録」、カラダ作りに大切な食事を管理する「食事記録」の3つのコア機能があります。
【想定ターゲット / ペルソナ】
想定ターゲットは20代後半から30代半ばの独身女性で、興味関心はあるもののカラダ作りに取り組んだことはない、もしくは数回チャレンジして挫折した経験がある初心者に設定しました。
ペルソナは普段から「よく見られたい、綺麗に見られたい」という美意識を持っているものの、「ダイエットで他の楽しみをできるだけ犠牲にしたくない」という気持ちがあります。最近は写真を撮ったとき、「最近太ったな」と感じるので見た目を戻したいという欲求を抱えています。
【課題】
リサーチで設定した最大の課題はダイエットが続かないことです。その要因を大きく分けて3つにまとめました。
① がんばった成果として変化がわからない
② 無理な目標を設定してしまう
③ ストイックだと日常生活が楽しめないストレスを感じる
【ホーム画面 / コア機能】
ホーム画面は「見た目記録」「体重記録」「食事記録」のコア機能のダイジェストを配置し、アプリを開けば最低限の情報をすぐに確認できるようなデザインにしました。
また、ホーム画面の最上部には「ビオミル姉さん」がお出迎えしてくれます。「ビオミル姉さん」は記録したデータを元に、毎日元気が出るコメントをしてくれます。コメントは継続や成果に応じて嬉しくなるように褒めてくれたり、少し停滞気味のときはくじけないように励ましの言葉をかけてくれます。
「見た目記録」はアプリ内カメラで自身の姿を撮影し、特に見た目が気になる「顔の変化」と「おなかの変化」を記録できます。日々の生活ではなかなか自分で気づけない見た目の変化を可視化します。
ファーストビューに「スタート」と「最新」の画像を表示することで、Beomilを使い始めてからどれくらい見た目に変化があらわれたのかを確認することができます。
顔とおなかだけではなく、二の腕や脚など他の部位も任意に記録できる機能を追加開発する前提で構想しました。
「体重記録」は見た目の変化を定量的な指標として確認するために搭載しました。インタビューから「体重を減らすことが目的ではない」こと、「体重は指標 / 目安として確認する」ことがわかっていたため、第2機能の位置づけにしました。
デザインは「見た目記録」と同様に変化の可視化を意識し、最新体重と目安の目標体重がひと目で確認できること、横スクロールグラフで体重変化の推移がわかることの2点を特に工夫しました。
「食事記録」は食事を記録することによって、目標の見た目になるための補助として栄養管理をする目的で搭載しました。記録された食事から摂取カロリーや栄養素の量を把握することが可能です。
食事内容や記録日、摂取カロリーと栄養素を可視化することで、ダイエットを意識しながらある程度食事を楽しめることを狙いました。
インタビューから好きに飲食をした日の前後で調整をするという声があったので、目標に応じた適正量と摂取量を比較しやすいデザインを意識しました。
【外部サービスとの連携】
Beomilは宅食サービス(今回はnoshさん)との連携を想定しています。その理由は、食事管理はカラダ作りにおいて大きな課題であるという仮説を構想段階から持っており、インタビューなどのリサーチからも明らかになっていました。
そこで宅食サービスと連携することで、ダイエットのための食事を用意する手間と、食事管理の手間を軽減することでダイエットを継続しやすくすることを狙いました。
インハウスで宅食サービスをせずに外部との連携とした理由は、仮に実際の事業として立ち上げる場合、食材などの材料費や設備確保など初期投資が大幅に求められるためです。
自社で宅食まで開発する場合、初期の構想段階では大きなマネタイズポイントを考え出せなかったため、仮に詳細な損益を計算した場合事業として成り立たない可能性が高いと判断しました。
外部との連携であれば主なコストをBeomilのプロダクト開発費のみに抑えられるため、初期投資を大幅に削減可能です。また、外部サービスへの送客によるマネタイズも視野に入ります。
こうしたビジネス観点から、外部の宅食サービスとの連携を想定しました。
【おわりに】
ここまでご覧いただきありがとうございます!
今回はBeomilのサービス紹介をさせていただきました。個人的にはビジネスモデルの検討、課題やニーズの仮説構築から検証、ソリューション検討、コンセプトメイキング、ユーザー体験設計、UIデザイン、エンジニアリングの検討など、至らなかった点が数多くあると感じております。
特にnoshさんとの連携部分に関しては、十分に体験設計もUIデザインも形にしきれておりません。
しかし学習の一環ではあるものの、こうしたサービス開発はとても楽しく、私自身もっと経験と知見を獲得し、スキルアップして成長していきたいという思いが強くなりました。
そして、プロダクトデザインで様々な課題を解決して、他者と世界に貢献しながら価値をもたらしていきます。
一生成長できると考えているので、これからもデザインを楽しみながら、日々自分を高めつつ前に進みます。
それでは!