【監修】無農薬栽培の農家さんのクラウドファンディング(長南町)
OVERVIEW
長南町で新規就農した移住農家さんのクラウドファンディングの実行支援。移住先で農薬に頼らない農業を実践しつつ、慣れない土地で頑張る姿ができるだけ伝わるように助言しました。ターゲットは長南町の関係者。共感を生み、応援してもらうだけでなく、今後のビジネスにも繋がるよう意識しました。
<基本情報>
- 制作名称:長南町の野菜農家「季のまま」のクラウドファンディングプロジェクト支援
- 制作年月:2023年6月
- 制作目的:季のままの認知向上、廃棄野菜の配布先募集
<制作の背景>
- 知人の紹介からプロジェクトを開始。
- 安心・安全で美味しいにも関わらず廃棄せざるを得ない野菜を、タダでもいいから子どもたちに食べて欲しいという思いに共感し、クラウドファンディングを支援。
- コストをできる限り抑えるため、CAMPFIREではなく、系列のGoodMorningでプロジェクトを実施することとした。(社会的意義のあるプロジェクトに関してはGoodMorningを活用でき、事業者に支払う手数料を17%から9%に抑えることが可能)
<コンセプト設定>
- ターゲット顧客:クライアントに近しい属性(ご近所や取引先)をターゲットに設定した。クライアントの販路が広がるよう、また、ターゲットが共感できる内容になるようクライアントのプロジェクト推進をサポートした。
<制作方法>
- 初回打合せは現地訪問。クライアントのつくる野菜(廃棄前)を食べさせてもらい、無農薬栽培の野菜の甘さ、みずみずしさを実感した。
- 2回目以降の打合せはオンラインで毎週実施。コンセプト設計、ストーリー設計、文章作成、画像配置、リターン品の設定と順を追って、クライアントの作業内容に対してアドバイスをした。
- クラウドファンディングは、資金調達だけでなく、仲間集めにも使われる。またプロジェクト実施後も、インターネット上に残り続ける内容である。このことから、長南町に移住して奮闘する若手農家、それを温かく応援する周辺の農家や飲食店の方々の様子が少しでも読み手に伝わるよう文章表現、画像表現のアドバイスを実施した。
- 事前に、廃棄野菜を送って欲しい子ども食堂やフードバンクを募集した。また、クライアントの野菜に触れてもらうイベントをする、マルシェ参加時にクラウドファンディングのチラシを配布してもらうことで、事前の集客を頑張ってもらった。
<反響・成果>
- 事前の声かけ、チラシ配布が功を奏し、開始8日目で目標の30万円を達成。
- 今回のクラウドファンディングをきっかけに、千葉県内の子ども食堂やフードバンクとの接点が広がった。
<クライアントの声>
- 野菜を送った人は「思ってたよりたくさん入っててびっくり」「新鮮でおいしい」と驚かれてた。季のままの存在を知ってもらえる、オンラインショップのアクセスが増えた。
- はじめてのことばかりで難しいことだらけだった。文章を考えるの難しかった。それに合わせた画像を作るの難しかった。プロジェクト広めるのも難しかった。相談できる人がいて心強かった。
- 毎回、明確な宿題や指示があったことが助かり、他のことを考えなくてよかった。
- 今後は、クラウドファンディングで季のままの野菜を知った支援者のクチコミを活用して広げていく。加工品の製造を試み、ソース販売やケールチップスなどを考えている。
<関連リンク>
https://www.instagram.com/kinomama.yasai/