サイバーエージェントUIDAインターン制作物ボツ案①②

Overview

Date : 2019年6月
Time :この制作物は2つで1日間( internship本番は3日間、準備期間は2週間)
Type : internship
Tools : XD / illustrator
Challenge : 『斬新さを加えたパズルゲームアプリの制作』
事前課題を提出できる機会が2回あり、本番の3日間でインゲーム画面とレベル選択画面などを制作する


Process

1. ゲームアプリのリサーチ

ゲームをする人の心理、何のためにするのか、いつするのか、何のゲームが人気なのか、なぜ課金するのか、何のためにコレクションを集めるのか、そのようなことをリサーチし、友達に聞くところからスタートした。(普段ゲームをやらなかったので)
そして、ゲームアプリを60-70個入れてひたすらプレイしまくり、ゲームのUI/UXについての記事をひたすら読む。



2. ゲームアプリ制作①『身の回りの標識やマークのパズルゲーム』(本当は企業ロゴでやりたかった)

 ●コンセプト:街でたまに見かけるが、意外と覚えていない標識やマークを使ったパズルゲーム

 ● メインターゲット:主婦層(事前調査で分かった現在一番パズルゲームをしている層が家事の隙間時間に使用するケースを想定)

 ● アプリイメージ:「気軽さ/親しみやすさ」×「楽しさ」×「記憶の回想/聡明さ」 

 ● 主機能 :
   ○パズル機能
      ○マークが白黑になっていたり、一部が欠けていたりするので、それを塗り分けたり、パーツを当てはめたり、自分のイメージから正しいロゴを完成させる
      ○マークの意味も記載して答え合わせができるので、自然と知らなかったマークを理解できるようになる
      ○主婦層がメインターゲットなので、主婦層に役に立つマークを選択

      ○都道府県/外で見かけるマーク/店内で見かけるマーク/商品に見かけるマーク/地球に優しいマーク/道路標識などの分類がある

   ○コレクション機能
      ○クリアしたマークを一覧として自分のプロフィールにストックできる機能 (インスタのようなUIを想定)

 ● 世界観:日常生活の中で何度か目にしたことがあり、なんとなくは理解しているつもりでも、実際は本質を理解していない。 それがために、不便な思いをしたという経験が、皆さんも一度はあるのではないでしょうか。このパズルを通して、いかに人間の脳が物事を曖昧に記憶しているのか、そしてにいかに人間は物事を自分事として捉えようとしなければ、 本質を理解できない生き物であるかを実感いただけるでしょう。皆さんの日常生活が少しでも快適なものになりますように。    



3. ゲームアプリ制作②『トリックアートパズルゲーム』

 ●コンセプト:街でたまに見かけるが、意外と覚えていない標識やマークを使ったパズルゲーム

 ● メインターゲット
   ○顕在ターゲット=下の写真のツイートに反応している×スマホゲームをしている層
   ○潜在ターゲット=下の写真のツイートに反応している×スマホゲームをしていない層

 ● アプリイメージ:「不思議/謎/トリックな雰囲気」×「操作がわかりやすい」 (現在あるトリック系のアプリは操作がわかりにくかった)

 ● 主機能 :
   ○トリックアートのパズル機能 
      ○1つの絵で複数の見え方があるアートを利用し、目の位置や鼻の位置を書き込み、何に見えたか答える形式

   ○自分の立ち位置がわかる機能
      ○自分の見え方がこのゲームで遊んだユーザーの中で何%の割合を占めるのかを示す

   ○SNSシェア機能 
      ○マジョリティに属している時よりも、マイノリティの見え方をした時に人はSNSなどでシェアしやすいだろうという想定(同じ見え方をした友達を探したい、物議を交わしたい)

   ○パズルの自分の見え方のストック機能
     ○一覧として自分のプロフィールにストックできる機能 (インスタのようなUIを想定)
     ○例えば、全て自分と同じ見え方をしているユーザーがいれば、親近感が湧き、コミュニケーションに発展するのではないだろうか

 ● 世界観:トリックアート美術館に一度訪れたことある方は、想像以上の楽しさと驚きを味わえたことでしょう。 Twitterにおいても、トリックアートの絵や写真を利用したツイートは伸びやすい傾向にあります。人間は、人間という生き物の思考や身体構造に深い興味を示すのです。そこで、錯覚を利用したトリックアートのパズルを解きながら、抽象思考を鍛え、 更に自分の見え方はマジョリティに属するのかという統計を見て、楽しく遊んでみましょう。



4. ゲームアプリ制作おまけ『2の企業ロゴ編』

●コンセプト:企業ロゴを使ったパズルゲーム

メインターゲット:パズルゲームをしている主婦層(マクドナルドのような主婦層も知っているような企業ロゴを活用)/ロゴデザイナー /企業ブランディングに興味のある層

アプリイメージ:「気軽さ」×「温かさ」×「ワクワク感」

主機能 :②と同様

● 世界観:一見シンプルに感じられるロゴも、複雑なロゴも、街中のあらゆる場所で見かけるロゴも、色んな想いが込もっています。 私たちは企業のイメージとしてなんとなく記憶していますが、それでは勿体無いと思うのです。ロゴに込められた想いを知ることで、企業に対する印象やイメージが大きく変わってくるのではないでしょうか。 更には、その企業の熱狂的なファンになっているなんてこともあるかもしれません。パズルで楽しく遊びながら、ロゴに込められた想いを知っていきましょう。



5. 振り返り/反省点

 私は『1あるものをプラスにする』よりも、『マイナスをプラスにする』(誰かが抱えてる悩みを解決する、温かい気持ちになる、困っていたことが便利になる)ようなことにやり甲斐を感じるので、いざゲームを作るってなった時に、『ただ楽しい』とか『ストレス発散になる』っていうゲームをどうしても作れなかった。

 どうしても『誰かの役に立つもの』という視点になってしまうが、それでは誰もがハマってしまうような、面白いゲームが制作できないのではないだろうかということに、③を制作後に気付く。