ART EXPRESSION MOVEMENT

◆OVERVIEW

Date|2019.10-2020.02

Type|卒業設計/建築

Tools|Photoshop/Illustrator/Indesign/Rhinoceros

Purposes|これからの社会を変える建築/利用者がワクワクしてくれるようなデザイン

Member|都市計画系、設備環境系、意匠計画系(徳田)の3人で制作

Position|チームリーダー,マネジメント

Award|Bronze Award-Graduation Program in Architecture, Waseda University(2020)
Top 100 Winner-Sendai Design League(2020)/Top 10 Winner-都市まちづくりコンクール(2020)

Points|課題発見から、都市〜人間の行動までスケールを横断したアウトプットが出てくるまでの過程を見ていただけると幸いです。

◆Presentation Board Output

※リサーチについても記載しています

◆作品概要

「芸術における新しい表現のあり方の探求と価値を捉え直すための建築」

日本の都市では表現者にとって表現する場が少なく、また表現を規制する規則も多く存在する。そこで湾岸に表現者の拠点となる場を探求する。

本計画では東京の芸術文化の結節点となる月島に日本における芸術に基づくあらゆる活動の拠点となる場を提案し、日本における新しい表現のあり方を探求する端緒となる場を設計する。
月島に、芸術解放区を導入することで、海外からの美術品の搬入搬出や、自由な表現の実験場などによってアートビジネスの最前線の場として捉え直す。
芸術作品の物流、また創作過程の可視化によって、芸術が生活に根付かない現状を、親和していくための建築を計画する。芸術家が訪れ、作品を創る場とする。その制作過程を可視化することによって、芸術家同士の交流や、市民の芸術への興味の増長増加を促進させる。
芸術解放区の設置により日本における芸術の価値や、その扱われ方を社会全体で考えていくきっかけとなる。


Detail

◆計画敷地

・東京都-月島埠頭(現在防災船着場として利用されている)

「スケールの横断を通して、芸術と生活を結びつける」

Scale-XL|東京圏-芸術作品の集約港とする。

Scale-L|流域圏-月島隅田川流域の芸術表現の文脈を海運で繋ぐ拠点とする。

Scale-M|月島スケール-敷地の末端を芸術解放区として指定し、冷凍倉庫を作品保管庫、集合住宅を芸術家と過ごすサードプレイスとして再編する。また建築の一部を保税地域とすることで、人々が気軽に芸術に触れることができるようにする。

既存の防潮堤は高低差を与えることで、石彫場、水上ステージなどにすることで、地域の人々も防災船着場に日常的に触れる体験を与える。

◆意匠計画

Scale-S|建築スケール-橋をかけるように埠頭の両岸にアーチをつくる。隣接する倉庫と集合住宅を緩やかに繋ぐ構造体によって、芸術を迎え入れ、発信していくゲートをつくる。

平面的には、芸術と生活が交差するようなイメージで4階を起点として多様な表現形態に対応するために床をずらして配置を行う。

断面的には東京湾岸を背景に、多種多様な創作行為、表現が重なっていき、その積層をベルトコンベアーで貫くことでアートマーケットを可視化して繋ぐ。

Scale-XS|空間におけるアクティビティデザイン

-アーティストの制作している姿をみたり、一緒に制作のできるアトリエ

-宿泊者、地域の人、アーティスト、誰でも日常的に利用することのできるアートライブラリー


◆モデリング途中経過(Rhinocerosを使用)


◆GALLERY

model scale|1/100 (2000*1200mm)