【架空案件】毛穴ケア美容液 バナー

OVERVIEW

毛穴悩みに特化した美容液の新発売キャンペーン用Instagramバナーを制作。 20〜30代女性をターゲットに、潤い感と高級感を意識したデザインに。 情報を整理し、視線の流れに沿って自然にキャンペーン内容が伝わる構成に仕上げました。

YEAR 2025

HerTechのCanva自習会で取り組んだ架空案件のバナー制作課題です。

テーマは「毛穴ケア美容液」。以下のようなペルソナ・要望に沿って制作しました。


【クライアント】

Ruby Beauty


【掲載媒体】

Instagram


【バナーサイズ】

1080px × 1080px


【会社情報】

無添加の素材を使用し女性の美容悩みに特化したスキンケアを販売。


【ペルソナ】

  • 20代〜30代女性。毛穴の開き、いちご肌、黒ずみなどのありとあらゆる毛穴ケアに悩んでいる女性。


【商品情報】

  • 7種の美容成分配合(ビタミンC誘導体、レチノール、サリチル酸、セラ ミド、トラネキサム酸、アルブチン、ヒアルロン酸)
  • 毛穴の詰まり、黒ずみ、たるみ、開き毛穴などの様々な毛穴悩みに使用可
  • 成分一つ一つがお客様の悩みを解決できる働きができるようこだわりの方法で美容成分を配合


【キャンペーン情報】

新発売キャンペーン

  • 今回毛穴悩みに特化した新商品を期間限定で半額キャンペーンを実施
  • 定期購入をされた方は、更に3ヶ月間半額で購入できる


【入れて欲しい内容】

  • 惹きつけるキャッチコピー(お任せします)
  • 今だけ半額キャンペーンについて
  • 誘導ボタン(購入LPのリンクに飛べる)
  • 支給画像は最低一枚は使用して欲しい


【その他の希望】

  • カラーや雰囲気はお任せします

  • この商品を使ったら毛穴悩みが解決しそう!と思えるものをお願いします

【デザインのポイント】

  • 清潔感と透明感を演出する配色
    メインカラーには水色と白を使用し、毛穴ケア商品にふさわしい「みずみずしさ」「清潔感」「透明感」を強調しました。水面の背景を使うことで、うるおい感やナチュラルさも自然に演出しています。


  • メリハリのある情報構成で目を引く設計
    注目を集めたいキャッチコピーやキャンペーン情報には、大きめのフォントやゴールドの帯を使用し、視線誘導を意識した構成に。特に「半額」や「3ヶ月半額」といったキーワードをしっかり目立たせ、ユーザーの購入意欲を刺激します。


  • 毛穴悩みの具体化で共感を獲得
    「つまり・黒ずみ・たるみ・開き」といった毛穴の悩みを具体的なワードで並べ、ターゲット層である20〜30代女性の“自分ごと”として捉えてもらえるように工夫しました。「これひとつで解決!」というコピーで、時短&簡単ケアを求めるニーズにもアプローチ。


  • 信頼性を示す成分表記(※)
    成分重視のユーザーに向けて、バナーの隅に小さく7種の有効成分を記載。あえて控えめに表記することでLPへの誘導を促しつつも、成分へのこだわりをしっかり伝え、安心感・信頼感をプラスしています。


  • 購入導線の最適化
    「購入はこちら」のボタンは視認性の高いゴールドで目立たせ、自然とクリックを誘導できるよう設計。購入までのストレスを感じさせないスムーズな動線を意識しています。

【制作時間・プロセス】

合計:約5時間

初稿を仕上げた段階で、デザインの全体的なまとまりや伝わり方に違和感を感じたため、思い切ってレイアウトから再構成。配色や装飾(あしらい)にもこだわり、毛穴美容液らしい「清潔感・透明感・信頼感」を表現できるよう、何度も試行錯誤を重ねました。

また、制作の途中で2回フィードバックを受け、それらを丁寧に反映することで、よりユーザー目線に立った伝わりやすいデザインにブラッシュアップ。最終的には、商品やターゲットにマッチし、自信を持って提案できる仕上がりになりました。


【意識したこと/工夫した点】

  • 「この商品を使ったら毛穴悩みが解決しそう!」という抽象的なご要望に対し、ペルソナ(20〜30代女性)の美容意識の高さを意識し、潤い感・透明感・高級感が感じられるデザインを目指しました。水面を背景に使用することで、清潔感やみずみずしさを演出しています。

  • キャンペーンの訴求力を高めるため、視線の流れを意識した情報設計を行いました。「新発売キャンペーン → 半額 → 定期購入でさらに半額 → 購入ボタン」という順で、自然に視線が流れるよう情報の優先順位と見せ方を工夫しています。

  • 情報量が多いため、詰め込みすぎず見やすさを保てるよう、全体の余白バランスや要素の配置を丁寧に設計しました。特に、毛穴悩み(つまり・黒ずみ・たるみ・開き)を丸アイコンで並べることで、ユーザーの悩みを視覚的に整理し、共感を引き出せるよう工夫しています。

  • 成分重視のユーザーにも響くよう、7種の美容成分をバナー内に小さく記載。LPで詳細に説明する前段階として、商品への信頼感や専門性を感じてもらえる設計にしています。

  • 配色や装飾(あしらい)、文字サイズなどの細部にこだわりながら、キャンペーンのインパクトと全体の世界観を損なわないよう、バランスよく仕上げました。


【難しかったこと】

  • 情報の取捨選択に悩んだ点
    最初は7つの美容成分をすべて大きく載せたり、商品画像とモデル画像の両方を配置するなど、情報を詰め込みすぎてしまい、整理と優先順位付けに苦戦しました。必要な情報だけを残し、見やすさと訴求力を両立させるための取捨選択に時間をかけました。

  • みずみずしさと視認性の両立
    “潤い感”を出すために水色をベースにしたテキストカラーを使用しましたが、そのままだと背景になじんでしまい視認性が低くなってしまいました。視認性を保ちながらデザインの世界観を損なわないよう、エフェクトや影の調整に工夫が必要で、細かい調整が難しかったです。

  • あしらいの選定と調整
    雰囲気に合うあしらい(装飾)を取り入れたいと思い、複数のパターンを試しましたが、バナー全体のバランスや世界観との相性がなかなか掴めず、どれが最適か判断するのに時間がかかりました。


【気づき・学び】

  • 情報の取捨選択がデザインの質を左右する
    「伝えたいこと」はたくさんあっても、それをすべて詰め込んでしまうと伝わらなくなってしまうことを実感しました。どの情報が本当に必要か、どこまでをLPに任せるかなど、情報を取捨選択する力の大切さを学びました。

  • フォントの装飾次第で印象も視認性も大きく変わる
    みずみずしさを出したくて淡い色の文字を使ったことで、読みにくくなってしまった部分がありました。エフェクトの入れ方や、コントラストとのバランスを丁寧に調整することで、世界観を守りながらしっかり読ませる工夫の重要性に気づきました。

  • レイアウトの基本に立ち返ることの大切さ
    納得のいくレイアウトに仕上がるまで何度も作り直したことで、視線誘導や余白の取り方、情報のまとまりの作り方など、バナーにおけるレイアウトの基礎の大切さを再認識しました。


「伝わるデザイン」にこだわり、ターゲットに寄り添った表現を一つひとつ丁寧に積み上げました。
“ただ綺麗なだけ”ではなく、“心が動くデザイン”を目指して、これからも細部まで妥協せずに取り組んでいきます。
お客様の商品やサービスの魅力を最大限に引き出せるよう、心を込めて制作いたします。
ぜひ、お仕事をお任せいただけたら嬉しいです。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。