1. 概要
使用ソフト:Houdini、After Effects
作成期間 :2020/09~2020/10
制作時間 :およそ40時間
2. 連続写真
3. 制作にあたってのポイント
- 火花の生成タイミングと形状にランダム感が出る様にノードネットワークを設計。
- Houdiniでの作業は素材出しにとどめ、質感はAfter Effectsでの撮影処理の際に調整。
- 手書き感を出すため、Houdiniでのレンダリング時にボケを強めに設定。
4. POP Collision Detectによる火花の発生
Pop Collision DetectとCopy Stampを使用し、Particleの衝突判定があったポイントに線香花火の火花を発生させています。衝突対象となるオブジェクトはMountainとTransformによって形状を毎フレーム変化させており、火花は毎回異なる位置に発生する様に設計されています。
下図でワイヤフレーム表示となっているのが衝突対象のオブジェクトです。中心点以外の青色の点が衝突判定の発生したポイントで、それぞれ火花のエフェクトが生成されています。
5. Copy Stampにより、形状をランダム化
Copy Stampを使用することにより、生成される火花の形状をランダムに設定しています。ランダム化の対象にしているのは1) 根本から枝分かれるする火花の数と、2) 根本から先端までの角度です。なお、先端に行くにつれて発生するもう一段細かい枝葉の生成にはRayを使用しています。
6. 撮影処理
今回のシーンではHoudini側での作業は素材出しまでと割り切り、質感の設定はほぼ全てAfter Effects側で行いました。作業中に当初の予想よりも火花がシャープな印象になったため、一旦Houdini側に戻り、レンダリング時のカメラのボケを強めに調整し直しました。