フライヤー制作|ヘアサロン

OVERVIEW

SHElikes MULTI CREATOR COURSEの課題にて、架空ヘアサロンの新規オープン特別キャンペーン用のフライヤー制作に取り組みました。

目次

1. 制作情報
2. 制作物
3. 課題概要
4. 情報設計
5. デザインコンセプト
6. 工夫したポイント
7. 制作を通して学んだこと


1. 制作情報

制作時間:約1週間
制作範囲:情報設計、ワイヤーフレームの改善、フライヤーデザイン(A5 表裏 / 1枚)
使用ツール:Illustrator、Photoshop


2. 制作物


3. 課題概要

■クライアント情報
 クライアント名:SHE Tokyo
 銀座に拠点を構える、骨格理論に基づいたスタイル提案が売りの美容室。オーダーをそのまま再現するのではなく、一人ひとりの骨格や髪質に合わせて最大限似合うようにカスタマイズし仕上げることを得意としている。スタイリストは全員、モデル御用達の有名店で腕を磨いた実力派。

■目的
 ・オープン/キャンペーンの告知、認知拡大
 ・新規顧客の獲得、リピーターの獲得

■ターゲット
 ・少し高めの料金設定であっても確かな腕のスタイリストに担当してもらいたい方
 ・ヘアスタイルにこだわりのある方

■必要要件
 クライアントより提示されたワイヤーフレーム

■制作サイズ
 A5(裏表)

■納品物
 ・Aiデータ
 ・PDFデータ


4. 情報設計

 要件定義をもとに自身でペルソナを設定し、情報設計〜デザイン制作まで取り組みました。ペルソナ視点でユーザーストーリーを考慮し、クライアントのイメージを最大限に表現することを心がけ、目標達成に向けた効果的な動線設計を行いました。


■ペルソナ


■ユーザーストーリー


5. デザインコンセプト

 「上質な空間と一流の技術で、理想を超えるヘアサロン」
 高級感と上品さ、洗練された雰囲気を最大限に引き出せるよう意識しました。ターゲットの期待を高め、優れた技術を求めて足を運びたくなるような特別な空間を表現することを心がけて制作しました。


6. 工夫したポイント

■配色 / フォント
 落ち着いたホワイト・グレージュをベースに、高級感を演出するネイビーをメインカラーとして使用。アクセントカラーにはゴールドを取り入れ、洗練された雰囲気を感じさせる配色を考えました。
 「GRAND OPEN」は最重要情報として視認性の高いサンセリフ体を使用、メッセージ性が強いコンセプトには明朝体を採用し、フォントは意図に応じて使い分けています。文章やメニュー、店舗情報については、可読性を重視しゴシック体を使用しました。


■ブランドイメージを意識したデザイン
 ターゲットが「価格よりもスキルを重視」していることや、「銀座にオープン」というブランド背景を踏まえ、上品さや高級感を意識したデザインに仕上げました。
 アクセントのゴールドもベタ塗りではなくグラデーションを使用し、単調にならないよう立体感を加え、よりエレガントな印象を演出できるよう工夫しました。また、写真も全体で統一感が出るようコントラストや色味を調整しました。


■視線誘導を考えたレイアウト
 「読みやすさ×高級感」を両立するため、情報の優先度を整理し、視線の流れを意識したレイアウトを心がけました。特に強調したい「GRAND OPEN」やコンセプトの部分は、フォントサイズや配置にメリハリをつけ、直感的に目に入るよう工夫しています。


7. 制作を通して学んだこと

・印刷物特有の制作ルール
 Webデザインとは異なり、印刷物にはトンボや塗り足し、フォントのアウトライン化、解像度の設定など、独自のルールや仕様を考慮する必要があることを学びました。特に、断裁を想定したレイアウト調整や入稿前の細かな確認が、最終的な仕上がりに大きな影響を与えることを実感しました。

・DTPデザインにおける自由度とバランスの重要性
 紙媒体では、Webデザインに比べてレイアウトや要素の配置に自由度があり、自分のアイデアを形にする楽しさを感じましたが、その反面、魅せ方や配置のバランスを取る難しさもありました。視線の誘導や情報の優先順位を意識し、効果的なデザインを考える重要性を学びました。